愛知県犬山市の歯科~石井歯科室 -9ページ目

愛知県犬山市の歯科~石井歯科室

      安心の地~歯科医があなたに伝えたいこと~

歯が外傷で脱臼してしまった場合、すぐその歯を持って、歯医者へいきましょう
再植術で、またその場に戻せる可能性があります



ただ、条件的にはせまき門で


若年者(学童期)がのぞましい

脱臼から30分から1時間以内

骨が根っこの3分の2以上埋まっていた

まだはえたばかりの永久歯では、根っこが3分の1から3分の2は作られている事

急性炎症がないこと


と、このようなことがあげられますが、例え条件にあてはまらない部分があってもあきらめずに、脱臼した歯を水に湿らせた(できれば蒸留水)ガーゼにくるんだり、牛乳に浸して持って行ってみましょう


汚れはなるべくきれいにとっておきましょう
その時、根っこの部分はこすったりして汚れを落とさないようにしましょう
コラーゲン繊維が残っていると、予後をよくする可能性が高いので傷つけないためです


ただ、やはり歯周炎があったり、糖尿病などの全身疾患があると成功率は下がります






患者様に質問されることで「右と左ではどっちで噛んだほうがいいですか?」という質問がありました

咬みやすいほうでいいですよと答えたいところですが、酷使すればそれに正比例して歯周ポケットが深くなりやすいので、やはり、最初の噛み砕きはしかたありませんが、できるだけ早く左右均等に噛むほうがよいでしょう


理由は将来、入れ歯をいれる上で、片側だけ歯が残って、片側は歯が一本もない状態の時、とても不安定な状態になるからです


人は、物をかむ時に下アゴを上下に動かして噛み砕くだけでなく、奥歯ですり潰す横の動きも加わります


すると、半分の入れ歯は、船が横揺れするように口の中で不安定な動きが起こり、入れ歯が接触している粘膜を傷つけます




私も、このような症例の場合は、特に慎重に入れ歯を作っていますが、最初はよくても食事で使ううちに、すぐに当たって傷を作り出します


当たって痛いところは、削って使ってもらって、また当たるようになってと繰り返すことも多く患者様もトラウマに近い状態になってしまいます


そしてもう一つ、当たってばかりの部分は骨がへっていきます


ですから、歯が残っているほうは、歯が埋まっている部分の骨がしっかりあるのに対し、歯がなくなったほうは骨が吸収され平らな状態になります


正面からみるとアゴがゆがんでみえるくらいです


この骨の左右の不均等も、入れ歯不安定を助長し、ますます苦労します


おせんべいも、細かく砕きお茶で柔らかくして奥歯でなんとか食べられるとか、おかゆじゃないと食べられないとかいろいろ不自由もでてきます


入れ歯のくっつきをよくするポリデントにも限界があります





将来、このような状態にならないためにも、できるだけ左右均等に食事をとることをおすすめします



術後の歯ぐきのパックは、歯と歯ぐきの間を中心に広範囲に、粘土のようなもので覆います

大体、10日から2週間くらいで糸をとります

順調ですと、歯ぐきは綺麗なピンク色になり、ひとまわり小さくなって締まった感じになります



以前診させて頂いた患者様で、下の歯ぐきの全体的な腫れを定期的に繰り返すので、ポケットもほぼ5~10ミリと深かったため、フラップ手術を行いました


下の左側の奥歯4本をしましたが、その後、右側を予定していましたが、患者様の都合がつかず3か月後の定期健診でいらっしゃいました


その間の様子をうかがってみると、フラップしたほうは腫れなくなったということでしたが、右側は腫れるのはかわらないということで、SRPも限界があることがよくわかった症例でした