からの続きです。
ガソリンを配達しに行くために外で待ってるお客様がいなくなるタイミングを見てました。
しかし借金の取り立てみたいにお客様は全然いなくならず、私は諦めてガソリンを配達するために休憩室から下に降りていきました。
副店長も一緒についてきてくれました。
入り口を開けると
一人のお客様が1万円出してきたのです。
そして「携行缶分(20L)で1万円でいいからガソリンくれ!」と言ってきました。
副店長は少し悩んで1万円でガソリンを入れる承諾をしました(笑)
私はそんなことしたらもっと信用がなくなって お客様も怒るんじゃないかと思いました。
怒るお客様も確かにいました。
しかし、何人かのお客様は同じように1万円を出すから給油してくれっていう方がいたのです!
特に仕事で車を使わないといけないお客様はなんの文句も言わず大金をはたいてガソリンを買おうとしてきました。
実際に当時震災と同時にガソリン価格が値上がりました。
震災に便乗してガソリンを値上げしたんじゃないかって怒るお客様もいました。
そのように怒るお客様はいい歳した大人なのに社会の仕組みが全く分かっていません。
あの時はガソリン仕入れ価格が上がっていたので震災に便乗して値上げをしたわけではありません。
しかし、お客様のガソリンを欲しいという気持ちがいつもの何倍も高まっていたので売り手が値上げしなくても買い手が勝手に値段を上げてくるのです。
賛否両論あると思いますが商売をする上で物の価値が高い時に値引きするのは商売のセンスがありません。
ましてや、欲しいと思ってる人がたくさんいてその物の数が少なかったら値段が上がるのは当然のことです。
災害や増税の時にあからさまに値上げするのは非難されてしまいますので、あくまでも値引きをしないというスタンスが大事です。
当時働いていたスタンドは車検を受けてくれたお客様や常連にはガソリンを値引きして売っていましたが震災時はそれらの値引きを震災の影響で機械の調子が悪い都合で出来ないとお客様に伝えていました。
いつもはガソリンの価格にうるさいお客様もこの時は文句を言わずに給油してくれました。
震災が起きたことによってガソリンの価値が上がったのです。
反対に震災や有事の際に需要がなくなり価値がなくなる商売には手を出してはいけません。
例を出すとゲーセンや高級寿司屋などです。
話を戻してガソリンの配達はというと無事終えることができました(笑)
配達が戻ってくると待ちに待ったガソリンを積んだタンクローリーがあと少しで来るということで店長と副店長が開店の準備をしていました。
とは言っても車は長蛇の列!
しかも、店は店長と副店長と私の3人しかいない!
しかも、しかも
俺地震起こってからシャワーも浴びてないし
家族とも連絡取れてないし
ろくに寝てないし!!!!!
どうやることやら・・・
続きは次回書きます。