【11月に発掘作業を行う旧市民会館駐車場】

 

 

【オンラインで行った会議】

 

 

 上田市教育委員会はこのほど、史跡上田城跡整備専門家会議をオンラインで開いた。

 旧市民会館駐車場付近にあったとされる「武者溜り整備」の一環で、今年11月から駐車場の”発掘調査”を行うとした。

 

 上田城跡公園は、国史跡として保存や櫓や武者溜りなどの復元を行う方針が定められている。

 現在、旧上田市民会館の解体方法について、重機の搬入路などの検討が進められている。

令和4年度は、旧市民会館駐車場の発掘調査を紅葉まつり以降に行う。

 

 発掘調査は、解体工事で遺構を破壊することがないようにすることと、武者溜りの復元整備を目的に行う。

 事務局案では、1m幅のトレンチ(溝)を12本設定し、遺構が出てきた場合は範囲を広くして調査を行う。
 

 発掘のほか、旧市民会館解体の実施設計や、武者溜り整備予定地の測量、武者溜りの整備方針の策定なども行う予定。
 

 史跡上田城跡整備専門家会議は、整備方針などについて学識経験者の意見を聞く会議で、渡邉定夫東京大学名誉教授や千田嘉博奈良大学教授ら10人で構成。
 

 委員から発掘について「1m幅だと、絵図には建物がないが、もし建物があった場合、柱と柱の間で、遺構を見逃す可能性がある。門があった可能性も考えて、トレンチの配置、追加を検討してほしい」などの意見があった。


 この日は、史跡上田城跡保存活用計画策定委員会も続けて開いた。

 この計画は、これまでの計画が策定して10年経過することや、武者溜りの整備に着手することもあり、小泉曲輪を含めた計画対象範囲の設定や、令和5年度から10年間を期間とする計画。

 

 計画の案が事務局側から示され、委員からは数多くの意見があった。

 

 

【全日本空道ジュニア選手権大会に出場する原田さん(左)と
林さん(中央)、佐久支部の林支部長】

 

 

 小諸市の林洸聖さん(18)と原田沙瑞乃さん(17)は3日、愛知県で開催される総合武道「空道」の全国大会「全日本空道ジュニア選手権大会」に出場する。


 空道は1981年に創設の、日本発祥の新しい総合武道。

安全性と実践性の両立を目指している。

打撃、投げ技、寝技など様々な攻撃が認めれれているが、武道としての社会性や、競技としての安全性も整備されている。
 

 日本には100以上の支部があり、海外にも多くの拠点がある。

2人は佐久支部(林忠臣支部長)に所属し、練習に励んでいる。
 

 林さんは小学校入学前から空道を続けている。

父親が指導者だったことから、自然と始めたという。

今年、高校を卒業したが、今後も一般枠で競技を続ける。
 

 同大会は19歳以下の重量級にエントリー。

「新型コロナウイルス感染症」の影響で予選大会に参戦できなかったが、指定推薦選手として出場権を得た。

 同大会には小学生の頃から複数回の出場経験がある。

 「空道は、やればやるほど自信が持てるようになり、堂々と行動できるようになる。大会は優勝が目標で、まずは初戦に勝つことを目指す」と話した。
 

 高校生の原田さんは、小学校6年生の頃に空道を始めた。友人がやっていたため興味を持ったという。
 同大会は19歳以下軽量級にエントリー。

「新型コロナ」の影響で指定推薦選手としての出場となる。

 同大会出場は、小学生と中学生時代に続き3回目。

 「空道を続けていることで、力がつき、体が強くなった。大会ではまずは1勝し、結果を残せるように頑張りたい」。

 

 

 

 

 上田市下之郷の長野大学はこのほど、昨年4月に設置された「大学院総合福祉学研究科」のコースプロジェクト報告会を、対面とオンライン配信で開催した。


 同プロジェクトは、大学院生が理論と実践の両立てで学修・研究する機会。

複数の教員が核となり、大学院生、研究機関の研究者、行政・民間団体の職員、福祉・保健等の専門従事者等が参加して共同研究を行っている。


 大学院設置初年度は「地域子ども支援」「障害児支援」「最低生計費試算調査」「地域包括支援」「多文化共生支援」の5つのプロジェクトが進められている。


 この日は大学院生、担当教員と連携先機関・団体・支援協力者等らの招待者が参加。

 5つのプロジェクト毎に本年度の成果を報告した。
 

 このうち「地域子ども支援」プロジェクトは、東北信に位置する児童養護施設のうち7施設から報告された「食教」についての現状や検討課題等を発表。

 

 調理体制と調理師や職員の調理力量、好き嫌いや食事マナーへの対応、自分の食器の有無などの共通した支援の課題があがっていた。

​​​​

 

 

 

 

 上田市の神田愛子さん(73)は、元小中学校教員。

 定年退職後は「山本鼎の会」会長をはじめ「山極勝三郎顕彰会」「小河滋次郎顕彰会」の幹事「郷友会」上田支部副会長など、多くの役職を務めている。


 現在は、童話作家として創作活動をしているが、教員時代すでに童話を数多く作っている。

 

 童話を書くきっかけとなったのは、道徳授業の資料としてだった。

定年退職の前年、2009年には「山本鼎物語」を出版、挿絵も自身で描いた。
 

 退職後、山極勝三郎顕彰会から山極博士の子ども向けの伝記の依頼を受け「まぼろしのノーベル賞山極勝三郎の生涯」を出版。

長野県下の小中学校の図書館に配布された。

 この著書は産経新聞社が主催する次世代を担う子どもたちに優れた本を与える目的で制定された「第60回産経児童出版文化賞」の産経新聞社賞を受賞した。

 さらに2020年、この著書を参考に学校図書から中学校の道徳教科書である「輝け未来 中学校道徳3年」に山極博士が掲載された。

 「全国に博士の功績が知れ渡ることはうれしい。さらに広がってくれれば」と期待を寄せている。
 

 また、方面委員制度(今の民生委員制度)を全国に先駆けて生み出した小河滋次郎の一生を子どもに伝えたいと、顕彰会の仲間で紙芝居を作ることになった。

 神田さんが文章を書き、実兄で画家の堀内稔さんが絵を描いた。

2017年に出来上がり小学校などで上映している。


 自身のことを「野次馬根性が強く、いろんな事に首を突っ込みたがる」と評するが、現在、ため池を題材とした童話に取り組み、長野県俳人協会会員として俳句を作り、塩田平文化財保存会の事務局と多忙のなか書道、ヨガを習うなど様々な事にチャレンジしている。

 

 

【見つかった掛け軸と荻原さん】

 

 

【「力士雷電の碑」の新しい碑(牧家)】

 

 

 東御市の滋野小学校(吉澤基校長)でこのほど、市の史跡「力士雷電の碑」の碑文の掛け軸が見つかった。

 同校は掛け軸を児童の目にふれるよう校内の廊下に掲示するとともに、今後の学習に役立てていきたいという。

 

 

 掛け軸を見つけたのは庁務の荻原邦治さん。

2月中、使用していない教室の物置場から発見した。

 掛け軸は縦が約226㎝、横が99㎝。

 文末に「松城 佐久間啓子明撰并書」と記されており、市の史跡「力士雷電の碑」の新しい碑の拓本とみられる。
 

 大関、御嶽海の活躍で、力士雷電が話題となる中、同校は「しまっておくのはもったいない。眠っていた宝物に光をあて、子どもたちにも知らせたい」との思いから、職員室入り口の廊下の壁に掲示した。
 

 掛け軸の製作年代や、同校に存在する経緯などは不明で、吉澤校長は「飾ることで今後、掛け軸のことを知る人から情報が集まることを期待したい」と話す。
 

 児童には3月初めに「滋野小学校庁務員ニュース」で知らせたばかり。

 

 吉澤校長は「掛け軸に子どもたちが注目し、興味を持つことで地元の偉人について自分たちで調べたり、クラスでまとめるなどの学習に役立てていければ」と期待する。


  「力士雷電の碑」は、雷電没後、初土俵から引退まで9割6分2厘という優れた成績や人柄をしのび、幕末に佐久間象山が文章を書いたとされる。

碑の一部を身につけると立身出世する、勝負事に勝つなどの迷信が生まれ、欠いて持ち去るものが多かったことから碑文が読めなくなり、明治28年(1895年)、勝海舟、山岡鉄舟らにより新しい碑が作られた。

 「力士雷電の碑」は牧家(ぼくや)一里塚から、現在の牧家信号近くに移設されている。

 

 

【別所温泉駅のパネル展】

 

 上田市の上田電鉄㈱は、3月28日が千曲川橋梁が復旧し、別所線全線開通から1周年となるため市民への感謝を込めて26、27日イベントを計画していたが、コロナ禍により一部中止となった。


 実施できたのは別所線運賃無料と全線復旧までの道のりパネル展。運賃無料は未就学児が両日とも無料、大人は27日のみ。

 

 同社運輸部では「普段より大勢の家族連れに乗車してもらい楽しんでもらってよかった」と話していた。
 

 いっぽう、パネル展は別所線の別所温泉駅待合室で展示されている。

千曲川橋梁復旧までの様子の写真のほか100年前の橋梁建設、青木線(廃止)など貴重な写真も展示され、訪れた利用客らが見入っていた。

 

 

 

 

 上田市腰越自治会と深山諏訪神社、岡森諏訪神社、一本木諏訪神社御柱大祭実行委員会はこのほど、市無形文化財の一本木諏訪神社「お練り行列」を中止することを決定した。


 「新型コロナウイルスの感染拡大」に伴い、各神社は実施方法や開催の可否を含め協議を行った。

 その結果「お練り行列」については、丸子地域の広い範囲から出演者の募集や練習期間の確保などがあることから中止となった。
 

 本祭は3日に深山諏訪神社、16日に岡森諏訪神社、一本木諏訪神社は24日に挙行。

 里曳きや建御柱については「コロナの感染状況」に応じて氏子による曳航が可能かどうか判断して行うとしている。