県内で交通死亡事故が短期間に連続発生していることから、長野県交通安全運動推進本部は11日「交通死亡事故多発警報」を発令した。期間は20日まで。
 

◆交通死亡事故は

 4月30日が御代田町で車3台の事故で50歳男性

 5月1日が松本市で出会い頭の事故で自転車の17歳男性

 2日が長野市で車と二輪車の出会い頭の事故で68歳男性

 4日が上田市で自転車の単独事故で92歳男性

 10日が上田市で車と歩行者の事故で83歳女性―がそれぞれ亡くなった。


 5件のうち、2件が上田市だった。

 

◆上田警察署は

 ドライバーには速度を抑えてゆとりのある運転

 自転車には交通ルールを守りヘルメットの着用

 歩行者には道路横断時の安全確認と横断する意思をドライバーに伝えるよう呼びかけている。
 

 

 

【花が咲き始めた

奥村土牛記念美術館中庭池西側の

「カバンの藤(10日)」】

 

 

 佐久穂町穂積の奥村土牛記念美術館にある「カバンの藤」は、今月中旬以降に見ごろが始まる見通し。
 

 同館は昭和2年、鷹次郎氏が設立した黒澤合名会社の社屋「黒澤会館」として完成。

 和洋折衷の豪勢な建物で、様々な事業を展開していた黒澤一族の迎賓や冠婚葬祭にも使われた。

 

 昭和60年に旧八千穂村に寄贈され、その後は、ゆかりの日本画家、奥村土牛画伯の記念館として活用されている。
 

 敷地内では、中庭池西側のカバンの藤のほか、同館完成当時からあったフジや、旧八千穂村から移植されたフジも花を咲かせる。

 

 開館時間は午前9時半から午後5時(月曜休館)。

 入館料500円、庭の散策は無料。

 (電話)0267・88・3881(同館)

 

 

【岡谷市郷田の諏訪倉庫本社にある

復元したカバンの藤】

 

 

 岡谷市に本社のある諏訪倉庫㈱に、復元した「カバンの藤」がある。
 同社は、鷹次郎氏により明治42年に設立され、岡谷市銀座に塚間倉庫と同市郷田に間下倉庫があった。

 カバンの藤は塚間倉庫に植えられた。
 

 昭和60年、塚間倉庫を大型店に賃貸するため間下倉庫に”フジ”を移転させようとしたが枯れてしまった。
 

 平成16年4月、5年後の同社創立100周年記念として、カバンの藤の復元に着手。

 佐久穂町の奥村土牛記念美術館と上田市の国分寺史跡公園の両方から、カバンの藤の種をもらい、郷田の本社に蒔いた。

 芽が出て成長した苗は平成20年4月、接ぎ木し、藤棚を造った。

 現在、見事な花を咲かせている。

 

 

【国分寺のカバンの藤】

 

 

 上田市国分の国分寺史跡公園で花を咲かせているフジの名木は「カバンの藤」として知られている。

 佐久穂町や岡谷市などに、この名木に由来するフジが植えられており、各地で親しまれている。

 

 起源は、明治10年(1877)に上田で開業した第十九国立銀行(現・八十二銀行)の上田本店で育ったフジ。

 植えたのは同銀行設立者の一人で後に頭取となった黒澤鷹次郎氏(1848─1919)。

 昭和51年に史跡公園に寄贈されている。
 

 明治13年、当時同銀行役員だった鷹次郎氏は、出身地の佐久穂町から上田への帰路で、町内農家から15㎝弱のフジの苗木をもらった。

 農家庭先でカバンに入れて上田に持ち帰ったことからカバンの藤の愛称がついた。
 

 佐久穂町に残る資料や鷹次郎氏弟の家系が継承する同町穂積の黒澤酒造㈱によると、このフジは、困難を乗り越えて発展した同銀行と共に成長し、縁起の良い名木となった。

 その後、カバンの藤に由来するフジが、佐久穂町の奥村土牛記念美術館(旧黒澤会館)や、岡谷市の諏訪倉庫に植えられた。

 

 このほか、旧同銀行穂積支店や旧海瀬村役場、旧穂積小学校、地元医院や個人宅など、関係各地にも植えられたというが、現在は多くが失われている。
 

 黒澤酒造5代目当主で、現相談役の黒澤一雄さん(78)は「カバンの藤が各地に移植された経緯を知る人は、ほとんどいなくなった。

 詳細な記録は無いが、同じ起源のフジは多くの地に植えられ、愛好されていたようだ」と話した。

 

 

 

【国分寺史跡公園のカバンの藤(10日)】

 

 

 

 

 

   国分寺史跡公園にあるカバンの藤が、花が次第に開花し、見ごろを迎えている。


 近年は樹勢が弱く、毎年見事な花をつけるのが難しくなっているが、今年は10日時点で花の房が70㎝程度垂れ下がり、7割ほどが開花している。花の香りが周辺に漂い、マスクをしていても分かるほど。

 

 三脚を持って写真撮影する人や、親子で楽しむ人など、多くの人が訪れている。

近くのベンチに座って、しばらく眺める人もいた。


【千野菓子店所蔵の木製菓子型などが並ぶ企画展】

 

【福原資生堂代理店河合薬局の

衝立看板(カワイ薬局所蔵)など】

 

 

 上田市中央3の池波正太郎真田太平記館は地元商店街の歴史を振り返る「ご近所さんの近代遺産」展を開いている。


 「原町通りの商店編」として同館がある原町通り沿いの老舗商店に伝わる看板や木製菓子型、銭箱などを展示した。
 

 通りに着物姿の人がひしめく大正時代の恵比須講の写真からは当時の賑わいが伝わってくる。

 菰樽を軒の高さまで積み上げた吉崎酒店の装飾や「惠比壽講大祝賣」「破天荒の特價品」の文字が躍るチラシからも活況がうかがえる。
 

 原町近くの房山で生まれ育ったという市内の70代女性は「恵比須講で母と靴下や手袋を選んだり、祇園祭で拍子木を打ちながら練り歩いたことを鮮明に覚えている。当時の上田はエネルギーにあふれていた。現代につながる、少し前の上田の姿を地域の子どもたちにはぜひ知ってほしい」と話した。
 

 同館学芸員の竹内美鈴さんは「町の歴史を知ることで魅力を再認識し、通りを歩いて商店にも立ち寄っていただけたらうれしい」とする。
 

 6月19日まで。

 開館時間は、午前10時から午後6時。

 毎週水曜日休館(5月4日は開館)。

 5月9、10、12日は休館。

 入館料一般400円。
 (電話)0268・28・7100(同館)

 

 

【プロジェクト代表の島形さん

(ふるさと公園あおき)】

 

 

【青木峠の明通トンネル】

 

 

 青木村民らの有志でつくる青木令和の義民ドロプロジェクトは22日に開く初の「ツール・ド・青木峠R143」の参加者を募集している。

 

 自転車でふるさと公園あおきをスタートし、国道143号線を上って青木峠の明通(あけどおし)トンネルを走り抜け、東条ダムで折り返して公園まで戻る約30㎞のコース。累積標高は630m。
 同プロジェクトは「義民の里青木の気概を持って失敗をおそれずに、ドロくさく村おこしに挑戦しよう」と一昨年結成し、10代から70代の18人が活動する。
 代表の島形建夫さん(77)=同村村松=は「勇気を持って新しいことに取り組み、村活性化の起爆剤としたい」と意気込む。
 午前8時15分から開会式。8時半にスタートし、12時45分から閉会式を開く。村、村教育委員会など後援。
 参加費2000円。道の駅あおきの食事券や入湯券が付く。参加資格は中学生以上。中・高校生は保護者の同伴走行か承諾が必要。Eバイクでも参加できる。
 申し込みは18日まで。定員40人。
 問い合わせは℡090・2209・8485(島形さん)

【話をする楢原さん】
 
 
 東御市新張で柿づくりをユニークな方法で製造する「里山のくらし商店」=松岡容子代表=はこのほど、IT業界で最先端を走る「楢原盛史さん(48)の話を聞く会」を行った。
 地元を中心に老若男女25人が集まった。
 
 楢原さんは新張出身。
 現在、外資系企業のタニウム合同会社のチーフIT・アーキテクト。
大規模組織のエンドポイント(終端となる機器)セキュリティの高度化、最適化に向けた支援を中心に全国を東奔西走している。
 また、CISSP(セキュリティ プロフェッショナル)、CISA(公認情報システム監査人)の資格を所有し、社外ではデジタル庁の次世代セキュリティ・アーキテクチャ検討会有識者メンバーとして、IPA(10大脅威)の選考会メンバーとしても活躍している。
 
 「子どものころ親の仕事である農業を手伝ったことが今の私を支えている。一番幸せな時代だった。30歳ころが辛い時代。苦しんでたたきのめされたが、人に恵まれた。人で仕事を選んできたともいえる。相手側の誠意いかんにより仕事をするほど人との関係を重要と思っている。悔やんでいるのは英語をもっと勉強しておくべきだったこと。プレゼンテーションとコミュニケーションには英語は絶対不可欠。現在、英語を猛勉強し高いレバルまで習得したが、子どもたちには英語を学び、コミュニケーション能力を極めてほしい。それが圧倒的な強さとなる。多くの企業の業務で使われている既存のITシステムは、『老朽化する2025年が崖』と言われる。日本は相当しんどくなる。サイバー戦争と言われる時代。セキュリティ対策は重要だ」。
 
 参加した上田市塩川の横山清春さん(60)は楢原さんについて「大自然のなかで育ったため根気強く、真心こめて素晴らしい仕事ができるんだと思った」と話していた。