
【上田市公共交通活性化協議会】
地域の実情に応じた公共交通を協議する「上田市公共交通活性化協議会」は25日、上田市役所で会合を開いた。
会合では、今年度事業などを決めた。
現在、運行中の運賃低減バスについて、4期となる今年10月からの3年間も継続することになった。
運賃低減バスは、高齢者の外出促進、高校生らの通学費負担軽減などのためのもの。
市内14路線(青木村も含む)で、上田駅からの1乗車当たりの運賃上限が300円エリアと、上限500円エリア(隣接エリア間の乗降)を設定している。
そのため、菅平や鹿教湯でも500円となっている。
平成25年10月から2期6年の実証運行を行っった。
令和元年から今年9月末までが運行継続で3期目となっており、引き続き3年間の運行継続を行う。
事業目標は、平成24年度の輸送人員に対して「コロナ禍」前の実績となっている1・2倍を維持するとした。
今年度事業では、毎年、夏休み期間の小学生以下の子どもが無料でバスに乗車できる「小学生夏休みキッズバス」を今年も行う。
期間は7月23日から8月23日、市内バス全路線で利用できる。
今回は、上田市内だけでなく青木村の子どもも対象。
あわせてQRコードによる”キャッシュレス化推進プロジェクト”の実証実験中のため、子どもにQRコードタイプの「キッズパス」の発行を検討している。
報告の中で、平成29年度から行う上田市運転免許証自主返納促進事業の「タクシー利用補助券(1人につき500円券が20枚など1万円相当を交付)」について、交付された補助券の利用率が28%余と少ないのが現状。
今年4月からは、1乗車に利用できる補助券を1枚から2枚までに増やした。
交付を受けた人への周知が課題になっている。
QRコードによるキャッシュレス化推進プロジェクトの実証実験は、現在、別所線と市内路線バスで行っている。
上田バスでは全路線で実施しており、同社からは利用者が伸びているという報告があった。
今年度はタクシー事業者への拡充が予定されている。
今年度から令和8年度まで5年計画の「上田市地域公共交通計画」を策定するスケジュールなども示された。
実態調査の中、高校生アンケート調査では、登下校の交通手段で家族などによる送迎が50%を超えている。
家族による送迎の中で、親の通勤のついでが半数近いが、約33%が送迎のためだけに往復しているーなどが報告された。
出席者からは「家族による送迎は、公共交通がしっかりしていれば、しなくていいこと」などの意見があった。
公共交通活性化協議会の後に、長野県で進める県公共交通活性化協議会の地域部会「上田地域公共交通連携会議」も開いた。
令和5年度から9年度の長野県地域公共交通計画を策定するスケジュールなどが示され、”長野県内全域”で使用できるキャッシュレス決済などにも触れた。