疲れていたのか、前半は少し❔眠った。なのに感想を書く。とても良かった。なぜ眠った❔❕と自分を責めたが。何しろ長いから、それも仕方あるまい。



 何と言うのだろう、感覚に訴えるというか。視覚聴覚はもちろん、とても難解な内容のはずなのに、感覚的な直感的な映画だった。オッペンハイマーが受けた衝撃が、まさに爆撃波とともに自分に襲いかかるような感覚になった。映像と音響効果の演出が、特徴的でとても劇的だった。



 何回目かの光と音の衝撃で、自分も体験したような錯覚に陥った。オッペンハイマーの絶望と悔恨、それが深く強く押し寄せてくる。久しぶりに重厚で歴史に残る名作に出会えた。その歓びにしばらく呆然とした。