驚いたけど、人生どう転ぶか分からない。心の拠り所があるということは、人を支え良い方向に向かわせる…と感じる出来事があった。



 従姉妹から電話があり、病状とその診断に進展があったと報告された。姑さんからある病院受診を勧められた。大きい病院には違いないが、従姉妹の病気とは根本的に専門分野が異なる。私なら絶対に勧めない病院だ。しかし、そこにたまたま上腸間膜動脈症候群を良く診たことのある先生がいて、その方に診てもらえた。



 CT撮影をし、診断が覆ったという。上腸間膜動脈症候群ではない。それよりも、嘔吐や食欲不振、痩せは心因的な原因が考えられるため、心療内科にかかった方が良いとのことらしい。とにかくその診断に、希望を見出し、明るい声で報告してくれた従姉妹には少し安心した。



 それにしても、受診した病院を勧めたのは姑が信仰している宗教の関係者だという。病気にも病院にも、特別な情報を持たない言わば素人の方の先入観のない意見。結果的には、それが従姉妹を救ってくれた訳です。



 勿論そこには、姑さんの嫁を思い遣る心があるし、宗教を信じる強い信念がある。事態が好転したことを喜びつつ、引き続き従姉妹を見守っていきたい。