今日も、母に付き添い眼科受診に行ってきました。相変わらずの長い列。お年寄りたちが日差しを避けて、木陰に並んでいます。眼帯をつけた、手術翌日と思しきお爺さん。付き添いだからと、列をゆずる中年男性。最後尾を確認するお婆さん。



 受付を終えて、待ち合いの椅子に座る母。『今日も多いなぁ』ため息混じりに途切れない列を眺めます。椅子も空いてるものは少ない。



 ふと見ると、母の右手に赤いゴムがあります。『目薬をさす時に、分からなくなるから』とのこと。左右の目に、それぞれ4種類の目薬を1日4回さす必要があります。目薬を一種類毎に15分の間隔をあけなくてはならず。



 順番やら、左右やら、さした目薬とまだのそれが…こんがらがるのだそう。手術の後もいろいろ大変です。先日は左手に、

〝左〟と油性ペンで書かれていた文字。今日は大分薄くなっていました。



 私も将来、自分の手に右、左と記す日が来るのだろうか。