夫から息子が帰省すると聞き、夏用シーツと夏用枕カバー、タオル2枚に歯ブラシ🪥を購入。もち帰らそうとタオルケットも準備した。



 息子は車の点検のため帰省し、会社で貰ったからとデパートの商品券を私にくれた。包みには、功労賞と書かれてある。今住んでいる市街にも、使えるデパートがあると伝えても、買うものがないと言う。父の日も母の日も、何もあげてないからとも。



 本当は、先日受けた資格試験の合格を報告したかったのかもしれない。惜しくも、それが叶わなかった息子の気持ちが、痛いほど分かった。朗らかに、祖母と話す息子を好ましく、誇らしく感じた。



 来週は、役員の方々と一緒に回らないお寿司を🍣食べに行くと言う。純粋で、誠実な子だから、上司に好かれるのだろう。本当に嬉しいことだと思うが、つい心配になり余計なことを言ってしまう。



 『あなたが何も悪いことをしていなくても、偉い人に気に入られていると言うだけで、妬んだり僻んだりする人がいる。人に好かれるのは良いことだけど、周りの方々全てに丁寧に謙虚に接する様にしないと。何も悪く無いのに、辛く当たられたり意地悪される事があるから。気をつけてよ』



 くだらない忠告だなぁと思いながら、どうしても言わずにはおれなかった。自分の若い時を思い出し、息子の幸運を祈った。