奥山リエ子です。
私は物心ついたときから感情を抑えてきたような気がします。
どうしてそうするようになったのか、キッカケは覚えていないけど、
4人兄弟の長女だったことも影響しているかもしれません。

多分小学校低学年のころ、車でどこかへ出かける時に
運転席に父
助手席に母
後部座席に祖母と私
3人の弟妹はみんな母の膝の上(!)
→まだチャイルドシートとか義務づけられてなかった時代です。
母が無理だっていっているのに、私のすぐ下の弟が母のとこがいいって
無理に乗っかっていた記憶があります。
私は、「もう大きいのにこの状態でのるなんて!」
と思っていたことを今でもはっきりと覚えています。
これ、私も本当は母の膝の上にのりたかった。
でも、下に小さい子がたくさんいるから
がまんして、あきらめてずーっときていた。
なのに弟は我慢しないのか!という気持ちの現れだったなあと
後から気づきました。
こんな感じで小さい頃から甘えたりとかもできずに
思ったこと、感じた気持ち、表現しないできたんですね。
そして、物心ついた頃には「人からどう思われるか」
過度に気にして生きていたので、
自分の気持ちを素直に表現することができませんでした。
嫌な気持ちを抑えて抑えて。
感じるのも嫌なので、
感じないように感じないようにしてきました。
そうしているうちに、
プラスの感情も感じたくなくなってきました。
心が動くのが嫌だったんです。
私が小学校中学校の頃、動物ものの感動映画がはやっていて
母がビデオを借りてきてみたがるのですが、
私はそれがすごく嫌でした。
感動もしたくないし、感動の前って、必ず心が痛い場面があったりします。
それがすごーく嫌でした。
心に一杯思いがたまっているから、
家にいるときとかは何かのキッカケですぐ涙があふれたりもしてました。
人前では泣けませんでしたが。
IRMでは「感動」って
一般的にはプラスの感情を呼び起こすことをさすけど
ネガティブな感情がでても感動だって考えています。
感情が動くこと=感動
私は、「感動」したくなくなってしまいました。
でも、感情を感じないようにして、
あまり感じなくなったからと言って
感情が出ていないわけはないのです。
出ているものは出ているんです。
しかも押さえ込んでいるからどんどんたまっていって
どんどん苦しくなっていくんです。
気分が落ちる波で動きたくないとか、寝ていたいとか
なんかモヤモヤ晴れない心とか、
慢性化症状がでてくるときもありました。
このときは、
◯感情がなぜあるのか
◯感情が起こるしくみ
◯ネガティブな感情の本質
こういったことを知らなかったし、知ろうともしませんでした。
学校で習わないし(薬学部の生理学でも!)
誰も教えてくれないし、考えたこともなかったです。
今から10年くらい前から、その感情に向き合っていくことを私は始めました。
このブログでご紹介している自己観察で感情に向き合いだしたのは6年少し前から。
で、今本当に感情って大事なんだということが
どんどん分かって実感できてきています。
特にネガティブな感情。
これをIRMではメンタルデトックスと呼んでいます。
デトックス。
そう、心をキレイにしてくれるために存在しているのがネガティブな感情なんですね。
(どうしてなのか?というしくみは過去の記事で何度も書いてますが
また今度まとめて書きたいと思います。
今日はどんどん長くなるのでやめておきますね)
私たちが何かこうしたい!とかこうなりたい!とか
その大元にある欲求って、「幸せになりたい」だと思うんです。
結婚したいのも、そうしたら幸せになれると思うから。
離婚したいのもそう。
あのレストランに行きたいのもそう。
この服欲しいのもそう。
そのもとのもとには「幸せ」があるはずです。
幸せだなあ~っていうのは「感情」ですよね。
出来事、ものごと自体が「幸せ」なのではなくて、
出来事、ものごとに対して「幸せ」という「感情」
幸福感が伴うから、
幸せだなあ~って感じるはずです。
私たちは、この「感じ」を求めているんだと思います。
だから。
幸せに何よりも直結しているのは「感情」
人生を創っているのは「感情」とも言えるんじゃないかと思います。
プラスの感情もマイナスの感情も
感情のしくみを理解して自分でうまく使えるようになること。
これってもの凄く大事なことだったんですね。
※マイナスの感情は、しっかりと感情の元に気づけると・・・
なんと魔法のように?マジックのように?プラスの感情に反転します!
これも過去の記事に体験談をたくさん書いています^^
自分自身の感情に向き合って
実際に自分の感情の仕組みを知ることができると・・・
☆ネガティブな感情に振り回されないで
☆感情のコントロールができるようになって
☆さらにはどんな感情でも「楽しめる」
ようにまでなってきました。
そうすると、毎日がすごく楽しい^^
そして、未来も安心で何があっても大丈夫だと思える。
感動したくなかった私が、今感情をこんなにも大事にしていて
感動が嫌いだった私が、今こんなにも毎日感動しながら生きていること。
なんか、奇跡的だとも思います^^
IRMの受講生さんたちを見ていても
感情に向き合うことによって顔がまるっきり変わっていくのがよくわかります。
自分の感情のしくみを理解していくこと・・・
オススメです♪
IRM認定インストラクター
奥山リエ子