こんにちは♪
IRM認定インストラクターの奥山リエ子です。
今日は、先日のIRMアカデミーで私がお話しした内容、
IRMを始めた5年4か月前、最初に取り組んだトラウマが
IRMを始めた5年4か月前、最初に取り組んだトラウマが
今へのギフトへと繋がっていたということについて書きたいと思います。
最初の頃自己観察していったというのは小2の頃の出来事で、
何かふとした瞬間に思いだしてとても心が重くなっていたことでした。
どんなことがあったのかというと、
ある日、母に担任の先生から電話がかかってきて、
私の隣の席の男の子Mくんの肩に青あざができていて、
M君のお母さんがどうしたのか聞いたところ、私に叩かれたと言ったそうなんです。
母からそういう電話があったことを聞き、ものすごくびっくりしました。
私はそんなことしてないのに!
母には、「そんなことしてないよ・・・」と一言言うのが精一杯でした。
母とはそれ以上このことについて会話した記憶もありません。
後から、本当は先生に私はやっていないと伝えてほしかったし、
お母さんはリエちゃんがそんなことしないことわかっているよとか、
そういう言葉をかけて欲しかったと思いました。
その気持ちが、そうしてくれない母に対しての怒りに。
さらに次の日学校に行くと、その担任の先生は私の机を
だれよりも前の先生の隣に移動したんです。
友達に「どうしたの?」と聞かれても、
「ちょっとね・・・」としかこたえられなかった私。
嘘をついたM君に対しての怒り。
私に何も聞かないで決めつけ、さらに罰を与えるかのような行動をとる
担任の先生に対しての怒り。
本当に思いだすたびに悔しくて悔しくてたまりませんでした。
でも何より一番悔しかったのは、「何も言えなかった自分」に対してでした。
この、「言いたいことを言えない」自分に対しての怒りは、
価値観で言うと、「言いたいこと言わなければならない」
このときの自己観察では、「言いたいことを言えない」という
自分の個性を認めることができました。
言えないからこそ、別の表現へのエネルギーになるということが、
当時自分がやりたかったことへの気持ちへとリンクしたのです。
このときは結構泣きました。
ここで、「言いたいことを言えない」のプラス面がみえました。
この浄化で、ふと思いだすことはなくなったし、
わざわざ思いだしてみても全然感情が伴わなくなりました。
あれだけ悔しくて30年近く恨み続けていたのに、本当に不思議な感覚です。
「言いたいこと言わなければならない」は、おおまかにいうと、
①「言い返したい、やっつけたい」という気持ちと
②「わかってほしい」という気持ちから来ていました。
「言いたいこと言わなければならない」は、まだ根っこが残っていたようで、
「言いたいことを言えない」で悔しい別の体験をその後思いだしました。
何だったか忘れたのですが、またその後出てきた時に自己観察したところ、
言いたいこと言えないは、言い返したいということ。人をやっつけたいということ。
やってやり返して、マイナスの連鎖になるところを止められていたんだ・・・
だったら言えなくてよかったんだ。
と、思えた時、また一つプラス面が見えた瞬間が訪れました。
このときも、じわじわとあたたかいものがこみ上げてきて、涙があふれました。
さらに、②の「わかってほしい」もまた根深い問題で、
何十回と母のことと、友達とのことで自己観察を重ねていました。
これが浄化できる過程で、
言ったからって、わかってもらえるわけではないけど、
気持ちを分かってほしいなら、分かってもらえるような「伝え方」がある
という気づきを得られました。
気づいた後には当たり前じゃん、という感じなのですが、
その当たり前のことが分からないから私はずっと苦しんでいたんですね。
そして、このインストラクターという仕事をする上では、
「伝え方」がもの凄く大事であり、
人に自分の思いが伝わってほしいのであれば、
ただ自分の「言いたいことを言っていてはダメ」だったんだ!
ここに繋がっていたんだ!!
という衝撃的な気づきが訪れました。
という衝撃的な気づきが訪れました。
価値観が180度真逆になった瞬間。
「言いたいこと言わなければならない」が3回も覆され、
「言いたいことを言えない」+面の3つ目が見えました。
IRMでは、価値観にはプラスマイナス両面あると言っています。
マイナスに使うから苦しむ。
ただマイナスだから捨てるのではなくて、
その価値観のプラス面をみつけ、使えるようになることが重要だと思っています。
マイナスに使ってしまうもとを浄化できることで、
プラスへとエネルギーがいくようになる感覚でもあると思います。
私は、言いたいことが言えなくて、気持ちを伝えられなくて、
とても苦しい体験をしてきたけれど、
その苦しい体験をするもとになった価値観こそ、
気持ちを伝えるために必要なものだった。
その価値観は自分へのギフトだった。
自分には伝える能力がないのではなく、
そのタネはすでに自分の中にあったということ。
あとは、それを育てていけばいいのだということ。
そして・・・ギフトを得られた時、
小2のときの出来事を体験したこと、
沢山の悔しさを与えてくれた人たち
わかってくれなかった両親や今まで関わってきた人たちへ
感謝が起こりました。
ただ気にならなくなるだけの浄化の先の、
この人生におけるテーマに対しての学びギフトを得ることができる。
IRMで価値観を観ていくというのは、マイナスをゼロにするだけではなく、
プラスへとどんどん伸びていくことができるんです。
「言いたいこと言えない」で苦しんでいた私は、
今3つのギフトを得られましたが、
今後はもっと増えるかもしれません。
IRMは自分の無限の可能性を引き出すという理由は、
こういうところにもあるんです。
今までずっと価値があると思って信じてきた価値観を、
ただ捨てようではなく、活かすことができるって素晴らしいと思いませんか?
それも、誰かにやってもらうのではなく、自分自身でできるようになるんです^^
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
IRM認定インストラクター
奥山リエ子