小型のヴァイオリンと音の調整について | ヴァイオリン技術者の弦楽器研究ノート

ヴァイオリン技術者の弦楽器研究ノート

クラシックの本場ヨーロッパで職人として働いている技術者の視点で弦楽器をこっそり解明していきます。


オールドヴァイオリンにはサイズが小さくてぷっくらと膨らんだかわいらしいものがあります。そのような楽器を修理調整するという仕事がありましたのでその様子をお伝えします。

こんにちはガリッポです。
ブログの運営者が仕様を変えてきたので記入の練習が必要です。
スマホ等に対応することが目的だと思われますが、一般的にブログは少ない文字数で使用するものです。
でも私は興味のある内容がスカスカだったらガッカリします。
記事を探すことばかりに時間を費やして内容はちょっとしかないというのが情報化社会の真の姿です。

そのため読んでいる時間も楽しめるように書いていきます。
皆さんの画面でどう見えているのかがよくわかりませんが慣れていきましょう。

オールドヴァイオリンのメンテナンスの仕事がありましたので様子を紹介します。



さてこの前はガット弦の話をしました。
これはザクセンのストラディバリです。
ストラディバリのラベルが貼られた大量生産品のことです。
戦前のものでしょう、昔の付属部品が残されていました。

量産品としてはまあまあのものでしょう。

おもしろいのは裸のガット弦が張られています。E線にはスチールが使われています。量産品であることから考えてもこの弦のコンビネーションは経済性を優先して選ばれたものだと思います。当時はこれが安いので使われていたと考えられます。

E線はガットだとすぐに切れてしまうのでスチールが用いられたのだと思います。今でもE線はスチールが使われています。スチール弦は20世紀の初めに実用化されたとピラストロ社の資料には書かれています。

金属巻のガット弦も高価だったのでしょう。戦後も安価なものとしてこのようなガット弦も使われていたかもしれません。今は弦が完成した製品として商品名とパッケージのデザインがあり音を吟味して作られていますが、この頃は単にガット弦の材質をそのまま買うだけで銘柄で音がどうということが考えられていなかったようです。


金属巻のガット弦は初めは黒とか赤とか色によって区別されていたのが、オイドクサやオリーブのような商品名がついて高級弦として地位を築いたのでした。
それに対して量産品には耐久性を重視してスチール弦が使われひどく耳障りな音となったのでした。
その後ナイロン弦が開発されトマスティクのドミナントに取って代わられます。

高級弦の分野でもナイロン弦が開発され今では主流になっています。
昔は弦なんかに銘柄のようなものが無かったというのがおもしろいです。
ガット自体が身近な素材ではなくなったので今ではマニアックなものです。ヒツジの肉も私の住んでいるところではあまり売られていません。セーターも綿のものが多くなり羊飼いのような職業は西ヨーロッパの国では激減したようです。

今ならガット弦を使う人は相当なマニアですが昔の人は単に身近にあり、安いので使っていたというのです。

大きなヴァイオリンは音が良い?

ヴァイオリンなど弦楽器はそのサイズは初めは決まっていませんでしたから様々なものが作られてきました。
ヴァイオリンの胴体のサイズは現在では35.5cmが標準とされています大きなものは19世紀にフランスで作られたもので胴体が36cmを超えます。 横幅も広いものでアーチもフラットだとより大きく見えます。
このようなフランスのモダンヴァイオリンはとても優れたものでソリストにも愛用者がいます。

楽器を作っている方の人間としては少しでも音が良くなるんじゃないかという期待がこもっていると言えるでしょう。
フランスに限らず、モダン楽器では幅が広いもの、そのために形を整えるとどうしても長くなってしまいます。

つまり現代では「大きい方が音が良い」という理屈が信じられているのです。

これは真実なんでしょうか?
小さいものは音が良くないので候補から外し購入を避けるべきでしょうか?

大きさの個体差が大きいのはチェロ

大きさが大きく異なるのはチェロです。特に横幅は様々なものがあります。

特に細いモデルはストラディバリの設計によるものです。
幅が広いので有名なのはモンタニアーナのモデルです。幅の広いモデルを作れば音が良くなるんじゃないかと期待して20世紀後半にブームになったことがありました。
一方で流行遅れになってしまったストラディバリモデルですが19世紀には多く作られ、今でも多く作られる型です。


アマティには幅の広いチェロと細いチェロがありました。ストラディバリがもとにしたのは細い方でした。ストラディバリは若い時ほど大きなチェロを作っていて晩年に行くほど小さくなっています。
なぜアマティに幅の広いものと細いものがあったのかは謎ですが、5弦のチェロというものがありました。そのような木枠を使って作ったのが幅の広いモデルなのかもしれません。

モンタニアーナのモデルは個人でも作る人がいますし、量産工場でも作っています。保守的な職人は完成度が高く美しいストラディバリモデルしか認めず、「不恰好」なモンタニアーナモデルを嫌がる人がいます。そのためすごく加工が正確で美しい楽器を作る人はモンタニアーナモデルを作らないことが多いと思います。一方腕に自信が無い人にとってはアピールしやすいモデルです。

私は保守的な職人の目に映る不恰好さも面白いと思うので毛嫌いしたりはしません。


モンタニアーナモデルのチェロも時々ありますが、本当に音が良いのかと言われるとよくわかりません。一方ストラディバリモデルが音が悪いというのも言えません。
実際の楽器で試してみると横幅は大きく違うのに音の違いは「よくわからない」のです。そのためどちらのモデルを買うかは考える必要は無く弾いてみて気に入ったチェロを選べば良いのです。

これだけ大きさが違うのに他の要素の方が大きく、いろいろな組み合わせによってどうにでもなってしまうのが弦楽器というものです。

うちの会社でもかつてより一回り大きなチェロのモデルを設計しました。
私の先輩がいくつも作りましたが、大きなモデルのほうが低音が強いバランスになる傾向があると感じています。
しかしながら板の厚さのほうがこれよりもはるかに低音の出方には影響が大きいことが分かっています。小型のモデルで薄く作ったもの、大型のモデルで厚く作ったものなら低音の強さは逆転することもあり得ます。
大型ものモデルを私の先輩が作った時に低音がよく出るので好評でしたが、私が手掛けるもののほうがはるかに低音がよく出ます。

つまり強度のバランスさえ取れていれば大きさなんてどうでもいいと私は考えています。強度のバランスを理解することはサイズの数字を見るよりも難しいでしょう。それが弦楽器の奥の深さ、面白さです。

アマティのサイズ

現代の弦楽器のルーツはクレモナのアマティ家のものです。隣町のブレシアでも同時に作られましたがこちらは途絶えてしまったと言えます。

アマティ家のヴァイオリンも初期は小さいもので34㎝にも満たないものです。その後35㎝を超えるものが作られてストラディバリの元になっています。ストラディバリは1690年代に36㎝を超える細長いモデルを作っていた時期を除くと35~36㎝の間のものを作りました。かなりばらつきはあります。自分でデザインしてみるとわかりますが、幅を広く取りきれいな丸みを帯びたカーブにしようとするとどうしても長くなってしまいます。形に無頓着なら四角くすれば短くはできます。

アマティ家でも34㎝台と35㎝台のヴァイオリンが作られていました。何のために二つのサイズがあったのかはわかりません。そのためアマティの弟子でも小型のモデルを受け継いだ人と大型のモデルを引き継いだ人がいます。早い時期の弟子のほうが小さい傾向があります。

このようにイタリアのオールド楽器でも1600年代の古い時代のものでは小型のものが多くあります。アーチも丸く膨らんでいてそれらは「室内楽用」と考えられてきました。確かにそのような楽器がありいかにもオールドという感じがします。

実際にアマティはそれほどアーチが高いものを多く作っていません。まれにとても高いアーチのものがありますがアーチはさほど高くないことが多いです。そのようなものをまねて楽器を作った人たちは特徴を誇張したのだと思います。ヴァイオリンとは丸く膨らんでいるものだと当時の人は考えていたのでしょう。

ストラディバリも若い頃は特に高いアーチのもの作っていました。アマティよりもずっと高いものです。それほど高いものはなくなりましたがその後も最晩年までかなり高いアーチのものは作っていました。デルジェズでも同じです。

デルジェズは祖父のアンドレアのような小型のアマティモデルのヴァイオリンも作っていますし、大きくても35㎝弱と決して大きなモデルではありません。アーチの高さも様々です。現代の楽器製作のセオリーは必ずしもデルジェズとは一致しません。したがってセオリーの信憑性には疑問が生じます。


12年前に販売したヴァイオリン

私が大掛かりな修理をしたヴァイオリンがあります。小型のモデルでぷっくりと膨らんだアーチのものです。1600年代のタイプの雰囲気があるヴァイオリンです。

作者名や産地ははっきりしませんが、いかにもシュタイナー型というものではなくイタリアのものに似ているように思います。そのようなものを作っていたのはイタリア人だけではなく、いろいろな地域にイタリアっぽい楽器を作る人がいました。それらには当然イタリアの作者の偽造ラベルが貼られています。その楽器にもアマティのラベルが貼られていました。
トリノのカッパの流派の楽器にも似ています。一説によるとチロルと呼ばれる地域の作者だという意見もあります。チロルはオーストリアの西部からイタリアにかけての地域で、イタリアとドイツの中継点でもあります。弦楽器製作でも中間的なものがあってもおかしくありません。

技術者にとって重要なのはそれが今の国境にしてどこの国で作られたことではなくどんな構造になっているかです。それでいうと小型でアーチの膨らんだ古いタイプのオールドヴァイオリンです。

音は音色の味わい深い美しさが特に優れていると思います。
枯れた味のある音で発音も良いものです。
現代の新作楽器に多いタイプではありません。
やはり小型で高いアーチなのでゆったりとした鳴り方ではありません。窮屈で気難しい感じもあります。
音色の美しさでは特に優れているのに対して豪快なパワーを求める人には向かないものだと思います。
何を重視するかで評価が変わるので楽器の優劣を順位で決めることができないと言っているのです。


このヴァイオリンはプロのオケ奏者の女性が使っています。長身な人なのでヴァイオリンが小さく見えます。遠方に住んでいるのですが、何かのついでなどで年に一度くらいはメンテナンスに来ています。1泊2日で滞在して、その間に我々が一生懸命仕事するのですが、とにかく時間が無いのであまり大掛かりなことはできません。

今回は12年も経っているということでそろそろしっかりとメンテナンスをしようということで4日くらい滞在してメンテナンスをすることになりました。私のところも古い街並みの観光地ですからゆったり休暇を過ごしていただいて、その間私たちが一生懸命働くという形でした。

日本でも温泉地に工房を構えるというのはどうでしょうか?
バブルの頃の別荘用の物件が格安になっているかもしれません。

駒と魂柱の交換

プロの演奏者ですから当然楽器を酷使しています。駒や魂柱は買ったときのものでしたからそろそろ交換しようかということになりました。もともと気に入って買った楽器ではありますが音には不満がありました。
実際に弾いてもらうとやはり窮屈な感じがして高音も金属的な耳障りな音がしていました。これまでも悩まされてきたことで微調整でごまかしようが無くなってきました。

不満点ははっきりしているわけです。
高音は金属的な鋭さを抑え、ゆったりとなるように持っていくのが目標です。
元々音色は良いものを持っているので多少は音色を犠牲にしても良いのが助かります。

すべてのことを改善するのは不可能です。
音量がある楽器なら音量を犠牲にして嫌な音を抑えるとか、音色が良い楽器なら響きを増やして明るい音にすれば鋭さは抑えられるでしょう。

明るくて音量が無い楽器は難しいです。
つまり新作の音のことです。
やりようがありません。


このように目標がはっきりしているとやりやすいです。
お客さんが自分で音を出しながら不満点を話し合って共有することが重要です。
任せておけば勝手にイメージ通りになって帰ってくると思っている人がいますが、それは無理です。
演奏者は単に演奏レベルが高いか低いかだけではなく、上級者同士でも音の好みやこだわりは大きく違います。
自分が気にしていることをだれでも同じように気にしていると思ってしまう人がいます。そうすると「この店は音を分かっていない」と考えてしまうのですが、そうではなくてしっかりと希望を伝えることが重要です。


一方職人の方も自分のやり方をどんな楽器にでも施す人がいます。
「こうすると音が良い」とゴリ押して来る人はよくいます。
音の好みも自分の好みを強要してくる人もいます。



私も12年の間にいくらか分かってきました。
決められた寸法にするだけでなくイメージして駒と魂柱を新しいものを取り付けました。魂柱の材質や位置、きつさ、駒では厚みや中のカットの仕方でできる限りのことをしてみました。

そのほか指板も使い込んでいたので削りなおしました。ニスに関してはごく一部欠けているところを補修するだけで済みました。クリーンニングして磨き直しせば大丈夫でした。常にメンテナンスをしているからです。

その結果

私も音を狙ったように変えるのはとても難しく、ましてや時間が限られているのでプレッシャーがすごいです。前のほうが良かったと言われてしまったらまずいです。

前日の昼過ぎに預けられたヴァイオリンも翌日の昼前に仕上げました。

魂柱はとても苦労しました。
表板や裏板の面が大きく湾曲しているので少しでも位置がずれると魂柱と表板や裏板との接地する部分が変わるのです。

普通は少し長めの魂柱をたて、中を覗き歯医者さんが使うような鏡も使って確認しながら魂柱を削って接地するように合わせていくのです。
徐々に短くなっていくと緩くなってきます。外側に引っ張り出すときつくなります。それで最終的に正しい位置に持ってきます。駒の足との位置関係が重要です。
正しい位置、接地面、きつさをすべて合わせるのは今でも難しいです。さらに傾きがあります。長さが短くゆるかったり接地面があっていなければ簡単に倒れてしまいます。無理やり合っていない魂柱を押し込んでしまうと表板や裏板を凹ませてしまいます。凹んだところに新しい魂柱を接地させるのはとても難しいです。つまり楽器を傷めるということです。

一本目の魂柱は失敗で2本目のトライで何とかなりました。
普通は30分くらいかかるところを2時間かかりました。

魂柱を動かすと音が変わるのですが、めまぐるしく音が変わることがあります。ほんのちょっと動かしただけで音を変えることができる職人をすごいと思うかもしれませんが、実は魂柱がちゃんと合っていません。グラグラしているのでちょっと動かすだけでもハマり具合が大きく変化しめまぐるしく音が変わってしまうのです。倒れる寸前かもしれません。

この楽器が非常にデリケートな原因の一つとえるでしょう。内側の面は修理した時に表板には魂柱パッチという修理で新しい木を埋めなおしたので面はきれいなのでまだましです。これが魂柱によって傷んでいるとまともに接地させるのは不可能です。



近くに宿を取っていたので仕上がってすぐのタイミングで来店されました。
さっそく音を出してみると、高音の金属的な音はすっかりなくなりシルクのような滑らかな音になりました。こんなに上手くいくとは自分でも驚きです。単に耳障りな音が目立たなくなるという程度ではなく完全に柔らかくなっていました。楽器そのものの癖として金属的な音ではないのでしょう。全体的に元気よくなり楽器全体が響いているようになりました。

最も気にしていた分は改善したのであとは魂柱をちょっと動かしてバランスを整えることができました。
その後も部屋に帰って弾きこんで翌日も微調整したそうです。私はその時はいませんでした。

さらに次の日もお店にいらっしゃると修理を終えた直後とは見違えるほどスケールが大きくなっていました。最後に微調整をすると金属的な鋭さは全くなく豊かに鳴るようになっていました。
多くの場合修理して数日弾きこんだ後どうなるかはわかりませんから貴重な経験でした。

最終的にはそれが小型のヴァイオリンであるということが全く分からないところまで行きました。これがドイツの無名なオールドヴァイオリンだとすれば新作と値段は変わりません。音量はもちろんフランスのモダン楽器のようなソリスト向きのものではありませんがフラットに作られた標準サイズの新作楽器なら十分対抗できるものです。それに対して音色の美しさでは圧倒的です。

目隠しして聞いていれば小型のモデルか標準サイズのものか言い当てることはできないと思います。

上手く調整してあげればこのような楽器でも問題ありません。演奏者の技量も重要です。誰でも弾けるということは無いでしょう。このような楽器が好きなのでうまく弾けるのでしょう。

特に小さなモデルの特に高いアーチでもなんとかなるわけですから近代や現代の常識から外れても魅力的な楽器はありうるということです。

なお、モダン楽器同士で見たときに標準サイズとさらに大きなものでも優位性はわかりません。標準サイズでも音量に優れたものがあります。

まとめ

どんな楽器か写真を撮っておけばよかったですがそれくらいちょうどの時間で仕上がったのでした。

オールド楽器の魅力と気難しさの両方が実感できました。かなり特殊な楽器ですが演奏者が使いこなせればありふれたものでは得られない音がそこにはありました。

この楽器の修理は過去にひどい修理がされていたのでそれをやり直すことが主な仕事でした。裏板には厚みを増すために板を張り付けてありましたがずさんなもので接着面には隙間がありました。不自然に補強されたためアーチも変形していました。隙間にはほこりが詰まっていました。古いにかわを溶かすために濡らすと汚れが混ざって真っ黒の液が出てきました。裏板は3.5mm程度あったのでこれくらいなら大丈夫だろうとオリジナルの厚みに戻しました。

100年くらい前の修理では厚みを増すために板を張り付けるような修理はよく行われました。グラデーション理論が流行ったころでしょう。ちゃんとつけてあればまだしも間に空間があることもあります。

このような楽器はガラクタのようなひどい状態のものから修理しても出来上がってみないと音は分からないわけですから膨大な修理を施すかどうかギャンブルです。



もしソリストならすべてを備えた楽器を必要とするでしょうし、大富豪の支援を受けどんな高価な楽器でも買えるのなら理想のものを選べばよいでしょう。
しかし現実には資金に制約があります。その中でソリストでない人が楽器を選ぶとなった時にはいろいろな可能性が出てくると思います。
プロでもオーケストラの奏者であれば各自の楽器の音はお客さんにはわかりません。そのため職務遂行で重要なのは指揮者の指示に従うことです。こうなると強い音を出しやすいモダン楽器は優れたものだという意見に賛成します。

一方でこの人のように「自分くらいいいだろう」と好きな音の楽器を弾くことも仕事を楽しくするコツです。みなが仕事を心から楽しみ美しい音を愛していればオーケストラ全体でも変わってきます。

これが趣味であればさらに優先する要素は変わってきます。ある男の子はヴァイオリン教師に「もっと音量のあるヴァイオリンを弾きなさい」と言われて母親と楽器を選んでいました。一番音量のある楽器を探して弾き比べていました。その子本人が気に入ったのはウィーン製の真っ黒で高いアーチのオールドヴァイオリンでした。
母親も音の魅力は分かっていましたが、先生に言われてることとは違うので却下していました。
渋い趣味の子供ですよね。大人になって自分で楽器が買えるようになったらそのような楽器も良いでしょう。

そういう意味でも価値観は様々であり値段も職人が受けている教育も本当に楽器の良し悪しを表しているか怪しいものです。

必死になってウンチクを集めるよりも素直に音を感じることが重要だと思います。プロの職人が学んでいる知識ですら怪しいものですから。