日本プロ野球機構、2部リーグ制に変更へ | 不況になると口紅が売れる

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 一般社団法人日本プロ野球機構では次年度より、現在のセパ両リーグ制を廃止し、日本プロ野球1部リーグ、2部リーグの序列型リーグ制に変更する案を検討しはじめた。

 昨日のセリーグの公式戦で、ヤクルトと阪神が敗北し、6球団全てが勝率5割を切ったことを受けて緊急理事会が招集されたが、そこで今後のフレームが検討されたとみられる。

 同理事会では、
・今年度、セリーグにおいて勝率5割以下の優勝チームが発生した場合、これを優勝とは認めない
・従ってその際は、セリーグから日本シリーズに出場する権利を剥奪し、パリーグの優勝チームを日本一と認定する
・またクライマックスシリーズにおいては、勝率5割以上のチームで争うことを原則とする
という意見が出されたと同時に、
・パリーグを次年度より「日本プロ野球1部リーグ」とし、2部リーグであるセリーグとの入れ替え戦を行なう
…といった案が検討された。

 理事の共通意見としては「セリーグの弱い者同士の優勝決定戦などを開催するより、パリーグの5位・6位とセリーグの1位・2位との入れ替え戦の方が盛り上がる」「日本シリーズの短期決戦で日本一を決めるよりも、強いチーム同士のリーグ戦で決める方が合理的」というものであった。
 さらに、結果が見えている「オールスター戦」については、現在のセパ対抗戦を廃止し、「東西対抗オールスター戦」に変更する予定である。

 同機構の定款3条には、「わが国における野球水準を高め…」とある。
 プロのレベルを向上させ、国際的にも有数の野球国であることを誇示していくためにも、伝統的な両リーグ制といえども積極的にメスを入れていく方針を示したものとみられる。