クリエイティブなハンデ戦 | 不況になると口紅が売れる

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 囲碁のプロアマ本因坊戦には、ちょっと面白いルールがある。

 アマチュア本因坊がプロに挑戦するため、ハンデをもらうのだが、盤面上に黒の二子をどこに置いてもよい、というもので、どこに置くかは下手の作戦のひとつとされる。

 これは、二子を置く場所が事前に決まっているハンデ戦と比べ、さらに大きなハンデとなる。プロ側は、大局前に作戦を練ることができないためだ。

 一般的には星の位置に置くのが打ちやすいとされるが、中央に二子置いたケースもある。そうなると、通常の置き碁とは異なる、独自の世界が繰り広げられる。


 将棋界ではそのようなルールはないが、設定してみてもよいかも知れない。

 例えば、開始局面から、先手が二手自由に指してよい、というルールにする。これがどれくらいのハンデかわからないが、後手は相当作戦を狭められる可能性が高いため、香落ち以上のハンデはあるかも知れない。

 また、下手が指定した駒を一枚落とさなければならない、というルールも面白い。普通は、飛車を落とすのが最大のハンデだが、例えば「左金落ち」とかにすれば、守りが思うように固められず、プロでも意外と指しにくい手合いのはずだ。


 サッカーでも、キーパー以外の選手1名を除外できるとか、バレーボールだと、任意の選手がジャンプできないようにするとか、プロアマが戦えるようなルールがもっと開発されると面白い。とんねるずが福原愛ちゃんと卓球するときに、中央線を移動させることがあるが、そんなのだってそれなりに面白いのだし。


 プロとアマが真剣に戦えるようなスキームづくりは、アマチュアにとって楽しいだけでなく、プロにとってもメリットは大きいと思う。経済的なメリットだけでなく、どんな過酷な状況でも、ゲームの本質を表現できるのがプロの条件だということを、世の中に見せつける格好のチャンスとなるからだ。

 クリエイティブなハンデ戦の登場を望む。