●「コボちゃん」植田まさし=565万円
●「ののちゃん」いしいひさいち=490万円
●「アサッテ君」東海林さだお=273万円
…これ、何の価格かおわかりだろうか?
全国紙各紙に毎日掲載されている四コマ漫画のスペースを広告費に換算したものである。もちろん、1回分である。基本は「社会面・突き出し」の定価で弾き出してあるので割高感はあるものの、これだけの広告収入を日々喪失しているかと思うと、少々残念な気もする。
これらの四コマ漫画のつまらなさ、しょーもなさ、オチのなさについてはいまさら言及するまでもないが、社会面左上という絶好の注目スペースをいつまで放置しておくつもりなのだろうか。もちろん「サザエさん」などの作品がここから生まれたとか、読者の中には楽しみにしているという人もいるとか、そういう話はサテオキである。
で、提案だが、このスペースを「マンガ広告」欄にしたらどうか。作者もネタが途切れているうえに、誰も読まないような今の四コマ漫画は廃止する。ただし読者の習慣性や編集の伝統を尊重して、新たなエンタテインメント広告欄として生まれ変わるわけである。
毎回毎回、違う広告主で作者も代わるとなると広告局の作業が大変なので、週単位で販売すればよい。ひとりの作者がいろいろな商品のプロダクトプレースメントを描く、となると技術的に難しいので、基本的に広告代理店側で原稿は制作してもらう。
結構ニーズはあるはずだ。ある青年向けマンガ雑誌で、連載作品連動型の数ページのマンガ広告を実施したところ、かなりの反響があったと聞く。読売や朝日であれば、3000万円/週7本掲載くらいの広告費は軽くとれるのではないか? 読みきりではなく、連続ものにしてもいい。
作品としての面白さが問われるわけだが、これも通常の純広告と同じ理屈。面白い広告は、必然的に注目率も高まる。広告代理店側は、それなりの面白い作品を制作してくるはずである。
…なんてことを思って「毎日新聞」を見てたら、今日の「アサッテ君」、「枝豆むいちゃいました」のプロダクトプレースメント???疑惑だったりして。ま、ネタがないのか、どっちかでしょう。