拡大友人とのコミュニケーションツール | 不況になると口紅が売れる

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 結婚に関する近年のトレンドは「晩婚化」と「再婚化」であるという。
 いずれも、相手がそこそこの大人で、従って「結婚前の各々の人間関係」 がそれなりに成立していて、配偶者にとってみると、それらの人間関係を含めての結婚ということになってきているはずだ。
 ただ問題は、「結婚前の人間関係」に対する満足度が、一般的に高い傾向がみられる(特に女性は男性を上回る)ことにある。つまり、今の人間関係を壊してまで、無理して結婚したり、婚姻関係を維持したりする必要もない、という意識が発生するのも当然といえる。
 
 新婚夫婦のコミュニケーション対象を、
1.

 ②自分自身のこれまでの人間関係とのコミュニケーション
2.
 ③配偶者の知人・家族とのコミュニケーション
3.
に分けたとき、晩婚者たちは①だけに閉じることなく、②を重視する傾向が当然ながら強いはずである。
 そして、それ以上に「②を重視する配偶者の気持ちやライフスタイルを前提に③に努めなければならない」ということが、一種の負担になってきているのではないか。

 これを「拡大友人」との関係、と呼んでみたいと思う。
 結婚を機に夫や妻を通じての「友人」ができてくるわけだが、それらは自分の友人というわけではないので付き合い方が難しかったりする。新婚夫婦の隠れたニーズとして、こうした拡大友人たちと、スムーズにできるようなコミュニケーション手段がわりかし求められているかも知れない、と思うのだ。 単純にホームパーティ市場みたいなものだけではなく、複数世帯の共同SNSとか、ギフト市場とか、ちょっと幅広に考えてもよい。

 もっとも「拡大家族」、つまり義理の親とのつき合い方の難しさはいまさらいうまでもない話である。
 今日、Web社会がどーしたこーしたという文脈から、選択的・能動的な人間関係の促進剤について議論されがちだが、こうした求めざる人間関係をどう調整すべきか、という話がもう少し交わされてもよいように思う。


 ①配偶者とのコミュニケーション