バズワード・プロセッサー | 不況になると口紅が売れる

不況になると口紅が売れる

~遊びゴコロで、世界を救おう!~

 次に流行しそうなバズワード(一見専門用語のように見えるがそうではなく、明確な合意や定義のない用語のこと)を創作するワープロ。あるいは、「バズワード開発研究所」という名のコンサル業でもいい。


 クライアントは「出版社」とする。つまり、来年どんなバズワードが流行するかを予測・検討して、それを提案してあげる仕組み。「脳を鍛える」とか「バカ」とか「Web2.0」とか「下流」とか、本のタイトルになりそうな言葉を予言するわけだ。もちろん、トレンド予測の技術とか必要だが、所詮はバズワードで、所詮は本が売れればそれでいいのだから、言葉そのものの厳密性は問われない。広告代理店の兄ちゃん3、4人集まれば、研究所ができあがるだろうね。

 ついでに著者まで提案してあげる。無名でも、文章書けなくても、知的バックグラウンドなくても構わない。本なんか、編集者がつくってしまえばよいのだ。極端な話、著者は架空の人間でもいい。所詮は本が売れればそれでいいのだから、著者なんか存在しなくても構わない。


 この手のコトバが流布されることによって潤うのは、正直言って出版社とセミナー屋だけだ。企業やビジネスマンは右往左往するだけで、その意味するところの希薄さを理解した頃には、次のバズワードが出回っている。


 一語500万くらい、とってもいいな。