応援という名のスポーツ | 不況になると口紅が売れる

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 「顧客参加の重要性」がいまさらのように指摘されているが、スポーツマーケティングの分野では、まさにそれを真剣に考えねばならない状況にきている。

 これまでのスポーツマーケティングの文脈だと、スポーツは大きく「観るスポーツ」と「するスポーツ」とに峻別されてきた。しかし「観る」の中にも、受動的に「観戦する」のと、能動的に「応援する」楽しみ方があり、これは本来、分けて語られるべきはず。

 後者は、競技内容、競技団体、応援組織のみならず、競技施設のハードや周辺環境など物理的条件によっても左右される。また、声援する、拍手する、おっかけをする、選手ブログの読者になる、神社で願をかける、グッズを買う、ファンクラブに入る…など、さまざまな形態がありうる。つまり、多種多様な参加形態が想定されるわけで、その楽しみ方を伝えたり、開発したりすることが、これからのスポーツビジネスにとっては大きなチャンスをもたらす。

 しかし、プロ野球といえばトランペットと応援歌、サッカーといえば同じ色のTシャツ着てスタジアムで大騒ぎ…と、極めてワンパターンで、しかも先進国とは思えないようなイモくさい応援形態が主流なのが気にかかるところだ。


 そこで、「応援する行為そのものをスポーツにしてしまう」必要があるかも知れない。

 主人公は選手ではなく「応援する自分」であり、したがって応援する技能や流儀なども問われることになる。「応援のプロ」を養成するのもいい。応援団OBの存在意義がクローズアップされてくる。応援コンテストもチアリーディングだけではなく、3000人で参加する団体戦とか、いろいろあってよいな。

 大川興業が、復活するかも。