ライフTips ソフマップ格安安心パソコン購入のすすめ
中古パソコンをメインに扱うビックカメラグループの家電量販店ソフマップには「格安安心パソコン」と呼ばれる、1万円~3万円以上台で買えるサポート付きパソコンを販売しております。
パソコンに詳しくない方も、少し詳しい方も、かなり詳しい方も物によっては、ソフマップの「格安安心パソコン」の上手な買い方次第では、パソコンライフを豊かにすることができます。
この「格安安心パソコン」は3つのサポートがあります。
- 修理交換1年保証(電気的故障・破損等による修理費用を80%まで負担)
- 3か月間の安心サポート(パソコンの使い方・設定方法など)
- 1か月間のお試しチェンジアップサービス(スペックや使用感に不満がある場合、上位機種に差額交換が1回可能)
ソフマップは中古パソコンを取り扱う家電量販店の中では、比較的サポートが手厚く、特にパソコンを持っていないという方は積極的にサポートを活用するのもいいと思います。
ソフマップの「格安安心パソコン」にはMicrosoftのオフィスソフト「Word」・「Excel」・「Powerpoint」に準じたKingsoft社の「WPS Office」がすべてのWindows「格安安心パソコン」に付属し、1台に1ライセンスダウンロードすれば、自宅でも出先でも事務作業ができます。
また「格安安心パソコン」のバッテリー・ACアダプター類は純正の物が使われており、機械面で気になる方にはおすすめできます。
そんな「格安安心パソコン」をより有意義に活用したい方には、下記の点を意識して商品選びをしていただければと思います。
- ランクは基本的にA~Cランク品を集中して買うこと(初心者向け)
- 無名のメーカーは避けること(初心者向け、Lenovo・東芝(現:dynabook)・富士通などの大手メーカーを選ぶと無難)
- CPUやメモリ容量、内臓ディスク、サイズなどスペックをよく比較すること(初心者向け)
- 在庫のある製品を選ぶこと(中級者向け、例えば富士通パソコンの特定機種が店舗に2台以上置いてある場合など)
- 後で改造等ができる機種を選ぶこと(上級者向け、改造後は保証が無効になるので注意)
上記の点について、一つずつ見ていきましょう。
・ランクは基本的にA~Cランク品を集中して買うこと(初心者向け)
ソフマップには未使用備品のSランク~壊れているジャンク品のEランクと幅広いランクがあります。
「格安安心パソコン」のほとんどは傷がまったくなく、未使用に近い美品のAランク、傷などが少なく状態のいい良品のBランク、軽い傷などが目立つ並品のCランクが主流です。
傷・汚れが気にならない方はBランク・Cランクを中心に探せば、選択の幅は広がるでしょう。
Cランクの中には店舗でずっと放置され、かなりボロボロの機種もあったりするので、店舗で購入する際は現物を細かくチェックするか、通販で買う場合はソフマップの公式サイト「ソフマップドットコム」または通販サイト「リコレ」のショップ内画像で状態を確認することをおすすめします。
・無名のメーカーは避けること(初心者向け、Lenovo・東芝(現:dynabook)・富士通などの大手メーカーを選ぶと無難)
決してLenovoだから安心、富士通やNECだから安心という訳ではありませんが、パソコンの中には無名の中国・台湾メーカーのブランド品があります。
海外メーカーのDELL・ASUS・Lenovoと比べて圧倒的に知名度の低いパソコンは品質等で不安が多いことが多いです。
性能面でも極端に低いモデルが多く出回っており、絶対に避けたいところです。
ひどう機種だと動画再生もままならない場合があります。
1~3万円台で買えるならLenovoやHPと言った有名どころの海外メーカー、物によりますが日本メーカー(NEC・富士通・Dynabook/東芝)はそれなりに品質のいい機種もあるので、大手海外メーカーか、日本メーカーをメインに探すのが無難です。
・CPUやメモリ容量、内臓ディスク、サイズなどスペックをよく比較すること(初心者向け)
ここが中古パソコンを選ぶ上で重要なポイントです。
中古パソコンでは、安いモデルの性能は極端に低いものがほとんどです。
特に1万円台で買えるモデルはかなり性能は低いことを覚悟して購入したほうがいいでしょう。
・CPU
特にCPUが低性能・低消費電力の「Celeron」搭載モデル、「AMD Eシリーズ」搭載モデルはかなり性能が落とされている物もあり、快適に事務作業をする場合は絶対に避けたほうが安全です。
2~3万円台なら「Core i3」搭載モデルのうち、比較的新しい世代のモデルを選ぶことを推奨します。
例えばCore i3 6100uをベースにすると「6100u」の4桁の数字が上の位であればあるほど性能が良く、末尾のアルファベットはそのプロセッサのパフォーマンスを意味しており、「6100u」の場合は「u」は低消費版のロースペックモデルを意味します。
事務作業や軽い画像編集を考えている場合は「Core i3」・「Core i5」を選ぶとネットサーフィンや事務作業などのほとんどのことでは困らないです。
・メモリ
メモリも重要でどんなに少なくても「4GB」・できれば「8GB」モデルを選ぶと安心です。
例えば、Google Chromeのタブを複数開いている、複数のアプリを立ち上げながら作業する場合、4GB以下ではメモリ不足でパソコンが固まるなどの症状が出てしまいます。
そのためメモリの多さも快適さに大きく直結するので、「4GB」以下のモデルなどは絶対に避けたほうがいいです。
また前述のCeleron搭載モデルは高確率で「Celeron+メモリ4GB」構成となっており、Windowsのアップデートの前後でパソコンがフリーズするなど、ストレスを感じてしまいます。
そのため、「格安安心パソコン」の「Core i3以上+メモリ4GB以上」のモデルを優先的に探すのがいいでしょう。
・内蔵ディスク(emmc・HDD・SSD)
内蔵ディスクもすごく大事です。
Windows OSを立ち上げる上で大事な内蔵ディスク、基本的には3種類「emmc・HDD(ハードディスクドライブ)・SSD(ソリッドステートドライブ)のいずれかが主流です。
emmcとは:パソコンのメイン基板(マザーボード)に固定された小型メモリのこと、容量が小さいことが多い。
HDD:磁気的にデータを読み書きするディスクで古い機種や15インチ以上のパソコンで多く採用されている。容量が大きいことがほとんど。
SSD:大容量のメモリに電気的にデータを読み書きするディスクでOSの立ち上げが早い、比較的新しい機種に多い。
上記のうちemmcモデルのPCは絶対に避けたほうがいいです。
emmcモデルの多くは容量が足りなくなり、パソコンの動作が重くなる原因になることが多いです。
特にパソコン内にデータを置いておくことが多い方は絶対おすすめしません。
基本的には「HDDモデル500GB~1TB台」または「SSD120GB以上」を選ぶことをおすすめします。
Windowsの立ち上げ速度が気になる方は、SSDモデルを優先的に選ぶといいでしょう。
・サイズ
基本的にはノートパソコンは10インチ~15インチ台がほとんどです。
家で使う頻度が多い場合は、「13インチ以上」でも問題ないですが、持ち運ぶ場合は「13インチ台以下」がおすすめです。
サイズは好みがあるので、ご自身の目的に合わせて好きなサイズをお選びください。
以上スペックを見る上での注意点ですが、他にもこだわりがある場合は自分なりのこだわりも持っておくといいかもしれません。
・在庫のある製品を選ぶこと(中級者向け、例えば富士通パソコンの特定機種が店舗に2台以上置いてある場合など)
ソフマップの中古品は個人が使用したパソコン以外にも、企業・団体・官公庁や研究機関で使用されたリース品のパソコンも多く出回っており、Lenovoや東芝/dynabook、富士通系は同一機種の在庫が非常に多いです。
在庫の多い製品はすべてがそうとは言いませんが、比較的高い確率で企業・団体等の元リース品であることが多く、比較的状態のよいものも多いです。
あくまで参考程度ですが、在庫の多い商品なども注目してチェックしておくのもいいでしょう。
・後で改造等ができる機種を選ぶこと(上級者向け、改造後は保証が無効になるので注意)
全メーカーに言えることですが、一部の機種は後で自分で改造できるものも出回っています。
パソコンにそれなりに詳しい方、HDD交換やメモリ増設を自分でやりたい方は、主にLenovo・東芝/dynabook系の一部機種を中心にご自身でカスタマイズしてみるのもおすすめです。
機種によっては、内蔵ディスク・メモリ・バッテリーが交換できます。
Amazonや秋葉原のPCショップなどで予備パーツが結構売られていることも多いので、ご自身で改造できる方は、独自にカスタマイズするのもありでしょう。
ただし改造後は保証が一切効かなくなるので、壊れたら自己責任になることは留意しておく必要があります。
また改造にあたっては工具なども必要になる他、ある程度の知識がないとケガなどにつながりかねないので、機械知識のある方以外にはおすすめしません。
・最後に
新しいパソコンが高くて買えない、お試しでパソコンを買ってみたいという方は「格安安心パソコン」を購入の選択肢に加えるのもありだと思います。
また、中古パソコンの購入を通じて、リユースによるエコな買い方もできます。
その際にこのブログを参考にしていただければ幸いです。
もしかしたら私の認識にまだ不足があると思うので、ご指摘等あればお気軽にコメント欄に記入ください。