学校も始まり

まだ暑さは残るが9月になっていた


家に帰りPS3の電源をつける。


同級生達がログインしてるか確認して


ランクマッチへ向かう。


そのうち翔がやって来てふたりで対戦したり

オンラインにいったり


鉄拳は日常生活の1部となっていた。


普通の中学生なら部活やれ恋愛やれ不良ごっこをしているかもしれないが
僕らは毎日鉄拳をしていた。



その頃の段位は免許皆伝~餓狼を行き来していた


翔は飛燕~猛虎

金男はギリギリ飛燕にたどり着けないくらいだった



ある日の放課後帰り道で金男とクラスメイトの竜くんが一緒に帰っていた


彼等は一時期喧嘩をしていたのだが知らないうちに仲直りをしていたそうだ


3人で帰ることになり竜くんの家にゲームをしに行くことになった。


竜くんの話を聞くと色んなキャラクターを使っているそうだがどれも勝率20%以下の初段キャラクターばかり

だがポールは1度だけ4段に行ったことがあるらしくその後も2段~3段を行き来するなど

他のキャラに比べて成績はいいようだ。


彼の家にいき対戦することとなる。


かれの対戦は1度だけみんながいるプレイヤーマッチで見たことはあるが直接対戦するのは初だとおもう。


いつもはユウジくんと対戦しているらしく


確定反撃やれぶっぱなしやれ置きやれ2択やれ


それなりには知っていた。



対戦結果は…


もちろん僕の方に軍配があがる。


ガードされたら確実に浮かされるような技や不利フレームでの暴れなどせず堅実に攻めてきているような印象だった


僕は低段の頃左アッパーや生ローなど使っていた記憶がない


竜くんは小技などを駆使してフレームのことを頭で理解してちゃんと戦ってるイメージだった


暴れなどまったく使わずに。



まぁおそらくそれが敗因となったのであろう。



不利な状況で絶対に暴れず2択に付き合うポールに恐れる物はない。


暴れ行為や崩拳、落ち葉など怖い事をしない彼には負ける気はしなかった。



帰り際にその事を彼に言うと彼はこういった。



「そうゆう技を使うと強くなれない、絶対につかうなってユウジくんに怒られるから…」



どうなのだろうか 。


確かにこの技だけ!って頼ろうとすればいつか壁にぶつかるときはくる

だがまったく使わないのも極端な話だと思うが



上の実力者の言う言葉はたまによくわからないことがある。


この言葉も例外ではない。


その発言に関しては今でもよくわからない。


僕は、現在でもユウジ君より低次元テッケナーなのだろうか?