ディスカウントドラック・コスモスの戦略 | コピーライター 兼 中小企業診断士の日常旅

コピーライター 兼 中小企業診断士の日常旅

ふじのくにコンサルティング® 杉本剛敏 中小企業診断士事務所の杉本です。私はコピーライターとしてネーミングやコピーを作る一方で、中小企業診断士として企業のマーケティングを支援。2021年、2016年に静岡新聞広告賞受賞。これまでに提案した企画書は500を超えます。

ディスカウントドラック・コスモスが自宅近くにオープンした。それも通常の車が通ることがない排水路脇の道路沿い。ドラッグとあるが食品も充実。商圏人口1万人程度の小商圏店舗だ。

 

通常は日替わりの特売品だけ安くするが、ここは総じて安い。私の知るかぎり焼津の食品スーパーの中では一番安い。(ただし生鮮三品は置いていない)

 

食品スーパーの営業利益率は約2%。代表的な薄利多売業種だ。それをさらに安くできるのは、これまでの店とは経営コンセプトが違うからだ。

 

ポイントカードやキャッシュレス決済をしていない。プライスカードは税込み表示でごまかさない。冷食も半額の日を決めている所がほとんどだが、ここは毎日安い。店内には万引きを見つけたらスタッフに知らせてほしいとのアナウンスが流れている。つまり、顧客にも協力を呼び掛けて極限まで安くしているのだ。

 

これは店との一体感を生む素地にもなる。

 

ここまで計算済みなら、たいしたものだ。