人間にたとえれば、同じ顔だったり、似ていたり。 | 産廃診断書専門の中小企業診断士

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ふじのくにコンサルティング® 杉本剛敏 中小企業診断士事務所の杉本です。私はコピーライターとしてネーミングやコピーを作る一方で、中小企業診断士として企業のマーケティングを支援。2021年、2016年に静岡新聞広告賞受賞。これまでに提案した企画書は500を超えます。

ブランディングの視覚的要素としてシンボルデザインの統一があります。これは基本となるデザインを事業者の商品や販促ツールに反映させること。消費者はそれらに接するたびに同一のイメージが蓄積され、一つひとつのツーごとに“その会社らしさ”を感じることができます。

静岡のいちご農家であるなかじま園の例を紹介します。これは私の友人のデザイナーが手がけたもので、当初からロゴやパンフレットのデザインを制作してきたのですが、事業の広がりとともに少し前にイメージの一新を図りました。テーマは“より洗練された高級感”です。

そのために採用したのがパンフレットの表紙にあるようなドッド柄。イチゴの粒のようにも見えるこのドットは写真ではわかりにくいのですが、赤とピンクのパターンになっており、そこに軽いリズム感が生まれています。

ルール通りにこの基本デザインは、包装紙やビニール袋、ランチョンマット、ジャムのラベル、シールのテープなどのアイテムに展開され、なかじま園のブランドイメージを作り出しています。ブランドは消費者の頭の中にあるといわれますが、このドット柄を目にしたとき、なかじま園を連想すれば(ブランド連想)、この戦略はひとまず成功です。

パンフレットの表紙

ビニール袋

ランチョンマット

いちごジャム

シールのテープ