お店のコンセプトは“銘機復活”
1970年代当時、銘機とうたわれたアンプやスピーカー、レコードプレイヤーを部品交換の完全レストアで販売。古いものは1950年代の機種も見られました。
価格はといえば、例えばラックスマンの真空管プリメインアンプSQ-38FD(1970年製)が¥238,000。これは当時の販売価格より5万円ほど高く、だいだいの機種がこのような値付けをされていました。(この10分の1なら検討したかも)これは帰らぬ時代の値段か・・・
どんな人が買うのかと辺りを見まわしたら、みんな団塊世代かそれ以上の人たちばかりで、男性8割、女性2割といったところ。たまに若いカップルの姿も見られました。
60歳以上の人たちは、若い頃聞いたその音を、あるいは若かった頃に買えなかった憧れの機種を買いに来ているのだろう。音は今の最新鋭機の方がいいはずだが、こんなニッチな市場もあるのだ。ただ、機器を買う人は見られなかったが、中古レコードはそれなりに売れていた。(小生もオフコース、荒井由実、竹内まりや、その他ジャズを手にしていた)
期間中は、ずっと視聴会もやっていて、あたかも、その一角だけが昭和になったというわけだ。