商品開発の3つの切り口 | 産廃診断書専門の中小企業診断士

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ふじのくにコンサルティング® 杉本剛敏 中小企業診断士事務所の杉本です。私はコピーライターとしてネーミングやコピーを作る一方で、中小企業診断士として企業のマーケティングを支援。2021年、2016年に静岡新聞広告賞受賞。これまでに提案した企画書は500を超えます。

商品開発の3つの切り口

 

県のアグリビジネ実践ススクールの講師を務めるようになり、加工食品について考えるうちに特産品の開発には3つのアプローチがあることに気づきました。


一つ目は「地域名先行型」

その地域や観光スポットが有名であるなら、その名をつけて商品開発するやり方です。この場合、中身は何でもよく、原料も地元産にこだわりません。軽井沢ブランドや横浜中華街、ディズニーランドがその例です。


二つ目は「地域農産物尊重型」

静岡県のわさび漬け、長野県の野沢菜、千葉県の落花生せんべい、青森県のリンゴジュースなど、その地域の特産品を活用するやり方です。これが王道であり、そうあるべきでしょう。


三つ目が「地域料理復活型」

昔からあるその地方の郷土料理を最新の加工技術を使って加工品にするやり方です。秋田県のきりたんぽ鍋、宮崎県の地鶏の炭焼き、長野県のおやきなどがあります。その地を訪れた観光客は旅館や飲食店の料理によって味見ができ、お土産として加工特産品を買う流れを作りたいですね。

 

さあ、あなたはどのアプローチをしますか?