ご飯がススムで、売れ行きススム。 | 産廃診断書専門の中小企業診断士

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ふじのくにコンサルティング® 杉本剛敏 中小企業診断士事務所の杉本です。私はコピーライターとしてネーミングやコピーを作る一方で、中小企業診断士として企業のマーケティングを支援。2021年、2016年に静岡新聞広告賞受賞。これまでに提案した企画書は500を超えます。

マーケティングというと、とかく教科書的な知識を学ぶことだと考えたり、販売会議の席上が、その現場であると思いがちですが、実は商品が購入される現場にこそ、その神髄があります。もちろん、戦略や戦術も必要なのですが、それだけではモノは売れません。これを図で示すと、

戦略ビジネスモデル(戦術)消費者

ということになります。そして、
戦略には「知恵」が、ビジネスモデルには「知識・経験・スキル・ノウハウ」が、消費者には「体験、実感」というもの が必要になります。つまり、は階層が違うのです。だから、いくら
が優れていても、最終的な消費者の気持ちがわからなければ、ビジネスは上手く いきません。それは、主婦や中年男性、女子学生など、具体的なターゲットがモノを買うときの気持ちということです。
そんなことを考えていたら、消費者の気持ちに寄り添った商品を新聞の記事で目にしました。ピックルスコーポレーションの「ご飯がススム」というキムチ商品 でした。年商40億円まで成長したこの商品は、入社2年目の2人の女性社員が開発したそうです。売り場で目立つ黒いパッケージや甘い味、200グラムと競 合商品の半分の食べきりサイズ、これらは、まさに彼女たちの実感そのものではないでしょうか?
よく、商品がなぜ、売れているのか、その感覚がつかめないと売れる商品は作れないといわれます。が、、その感覚とは、まさにここでいう実感ではないでしょうか?



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ピックルスコーポレーションのご飯がススム