明治35年4月18日、現在の能美市福岡町に在る福岡八幡神社の移築作業中に「聖観世音菩薩像(=しょうかんぜおんぼさつぞう)」が地中から発掘された...この木像は、奈良時代の高僧で霊峰白山を開山したと伝えられる「泰澄大師(=たいちょうだいし)」の御作で、白山麓の寺院に安置されていたが手取川の氾濫により、この社地に辿り着いたと記録されている。

その後は、区長・町内会長宅などで管理され、昭和40年に観音堂を建造、昭和56年に指定文化財、境内には由来の史跡が数々あり、白山3主峰の一つ別山の神様が「聖観世音菩薩」と崇められ、
能美ふるさとミュージアムに保存する「絹本著色白山曼曼荼羅図」にも菩薩が描かれている。

 

令和3年4月18日に、式典や稚児行列など「120年祭」が催された...発掘直後は嵐が吹き荒れ、例年4月18日も荒天が多く、一昨朝も風雨だったが、式典が始まる頃には青空も!!

同町は、保育園・児童館・小学校や県内初のキッズゾーンもあり、加賀丸いもの産地でもある。福岡小学校学校運営協議会が、
コミュニティスクール活動の功績が認められ文部科学大臣表彰を受けるなど地域の絆も深い...授かったお札を拙宅に備え、益々の弥栄を祈念しております!