市内には、3世紀半(=弥生時代)ばから6世紀終わりごろ(=古墳時代)の約350年間に渡って造られたとされる、国指定(2013年10月17日)の能美古墳群...南北1km、東西2kmのエリアに5つの独立丘陵に62基(市内全域には133基)の古墳が確認されている。
 

5つの丘陵は、

◎秋常山:北陸最大級の前方後円墳を有し、復元された埋葬展示施設、古墳群を一望できる広場もある。

◎寺井山:1970年に県史跡に指定され、住宅地内の閑静な公園としても親しまれている。

◎西山:能美古墳群の最後に盛行した支群であり、2025年頃の完工を目指し整備が進められている。

◎末寺山:周囲600mに円墳6基・前方後方墳3基を有し、現有の姿を残すことを主眼に整備。

◎和田山:円墳13基など能美古墳群で最も多くの古墳が分布し、刻書須恵器や六鈴鏡など多くの貴重な出土品を有する。

 

10月17日にグランドオープンする「能美ふるさとミュージアム」には、古墳群から発掘された数々の出土品が展示され、能美古墳群など市内観光地へ誘う玄関口としての役割も担う。