先月末に、コマツ粟津工場で「建設機械」の自動化に取り組む「スマートコンストラクション」のデモンストレーションを視察する機会を得た...建設機械の操作には、技能と経験を要するため、人材不足が大きな課題となっており、ITを活用した機械の開発が求められている。

 

驚いたのが、機械の精度もさることながら、機械を操作しているのが広報担当の女性社員!...工事現場には縁遠いイメージの女性をオペレータに採用する狙いは、さすが!世界のコマツであり、広報担当社員は油圧ショベルとブルドーザを運転する免許を取得し、外国人の工場案内にも対応するため英語も堪能と聞いた。

 

そして、先日は市内で、農業機械の自動化である「スマートアグリシステム」のデモンストレーションを開催し、多くの関係者や取材陣が集った。

 

両機の課題は「高額なコスト」...小規模の土木業者や農家にはスマート機の導入コストは高額であり、大規模な工事現場や田畑でないと採算が合わないとの声を聞く。

 

人材不足のみならず、安全面や作業時間の短縮などからも自動化が求めらる両業界...多種多様に渡る現場の実態把握に努め、行政としても支援していきたい。