「香港に勤務する間に、小松空港との定期便を実現したい」との力強いメッセージを語られた香港日本国総領事 松田邦紀氏。福井県ご出身であることからISHIKAWAの魅力も熟知され、国際化推進に向けた応援者である。

 

香港の人口は約730万人、その内の182万人が昨年訪日し、世界で最も多いリピーター客、お金を落とす外国人と分析されている。日本国内の移動にレンタカーが人気で、その要因は、香港は道が狭いことから日本でドライブを楽しみたい、同じ右ハンドル、文字が似ていてカーナビや道路標識が読める...など、日本との共通点が数々あり、親日派が多い所以の一つであるとのこと。

 

また、「香港は過去11年間、日本の農林水産物の最大輸出国です」とも語られた。その背景は、香港に年間6,000万人、マカオに3,500万人の旅行者が訪ね人口と合わせると約1億人、香港に隣接する中国広東省などに約2億人が住み、アセアン10か国の人口6億人の、合計約9億人が対象となる農林水産物の輸入・加工拠点として香港が役割を担うとの説明もあった。

 

当日は、「旅行代理店EGL」「香港エクスプレス」「キャセイパシフィック航空」を訪問。石川県内に宿泊する香港人は、ここ数年伸び続けており、昨年は前年対比135%増の約28,000人。これらの状況とISHIKAWAの魅力を説明しながら、小松~香港の定期便就航を要請。その結果、来春の約3カ月間に週2便のチャーター便就航を検討していることが、明らかになった。

 

香港には前日入りし、宿泊するホテルにノリタケ時代の友人夫婦が訪ねて来てくれた。香港に在住して食器販売やレストランを経営しており、伝統工芸や日本食に関する話題などなど、昔話や近況を交え夜遅くまで懇談...。

 

実り多き秋の香港であった♪