大型クルーズ船の寄港が増える金沢港、一昨年は18本、昨年は16本、本年は19本と好調である。特に、乗客が前後泊する発着型クルーズが、昨年は3本、今年は7本、そして来年は15本計画されている。


好調の背景には、「日本海側の中央に位置する」「港から5km圏内に魅力的な観光地が集積している」「石川らしい歓送迎イベント」などがあり、更には交通アクセスが良いことも好条件の一つである。発着型クルーズに乗船するためには港まで辿り着く必要があるなか、金沢港は、新幹線が発着するJR金沢駅、国内外便がある小松空港とのアクセスが良く、「レール&クルーズ」「フライ&クルーズ」との旅行商品が組み易さも後押しとなっている。


クルーズ船には「爆買い」とのイメージもあるが、金沢港に寄港する船は、富裕層が乗船するラグジュアリー船が多いことも特徴で、その乗船客が日本へのリピーターが多いことから、「石川らしい高級伝統工芸の購入」「県内観光地をゆっくりと旅する」との需要もあり、様々な経済効果が期待されている。


現在は金沢市内が中心であるが、加賀や能登にも美味しい食や、魅力的な観光地や自然景観などがあり、その経済効果を県内全域に波及させる取り組みも重要である。


※写真は、石川県が作成した資料を転用したものです。



クルーズ船誘致1

クルーズ船誘致3

クルーズ船誘致2

クルーズ船誘致4

クルーズ船誘致5