トマト・梨・蓮根・ルビーロマン、昨日は県議会農業研究会の視察で夫々の生産現場・集出荷場・試験場を訪ねた。


県産トマトは主に小松市で生産され、太平洋沿岸産地の端境期となる時期に関西地域を中心に人気であり、大手ハンバーガーチェーンにも出荷していると聞いた。


梨は加賀市の丘陵地に広がる31.5haの団地を視察、周囲を山に囲まれた特性を活かしてミツバチに因る自然交配で栽培し、蛾対策として設置した黄色灯で照らされる風景がデートスポットに成ったとの紹介があった。


河北潟開拓地で栽培される蓮根は腐敗病を克服し、若手生産者を中心に重労働である掘り取り作業の機械化に取り組んでいる。


今年の初競りで1房100万円の過去最高額で落札されたルビーロマン、その人気に応じ生産性の向上と拡大に日夜研究を重ねている。


農業国のイメージが強い石川県、実は農業産出額は全国43位(※平成22年統計)と意外に低く、産出額の55%を米作が占める。それだけに品質や生産時期などに工夫を凝らし、今回視察した品種を含め、丸いもやさつまいもなど全国から人気の農産品が多い。


重労働・自然相手、担い手不足、米・野菜離れなど課題も山積ではあるが、一生懸命に取り組んでいる農家の皆さんから元気を頂いた。


頑張れ!県産農産品1

頑張れ!県産農産品2

頑張れ!県産農産品3

頑張れ!県産農産品4

頑張れ!県産農産品5