今月9日から始まった自民党石川県連による県内自民党支部訪問、受ける要望内容は夫々の事情や課題が浮き彫りになる。


急速な過疎・少子高齢化に悩む奥能登地区の訪問は、その現況を知ると辛い思いをすることが多かったのだが、今年の支部訪問は少しばかり違った。


毎朝放送される「まれ」と「北陸新幹線金沢開業」効果で、訪れる観光客が例年の2割から倍増と久方ぶりの明るい話題。この効果を支えているのが「のと里山海道無料化」「七尾氷見道路全線開通」などの交通インフラ整備でもあり、「のと里山空港」の存在もある。取り組んできた政策が、一挙に花開いた状況である。


ただ心配もある。「まれ」は9月末に放送終了、開業効果の継続...etc。


観光誘客効果を継続するためには、リピーターの確保が重要と言われている。本県を訪れた人に「来てよかった」「また来たい」と思って頂くために、県民一人ひとりが「おもてなし」の心を持ち、観光客の皆様を温かく迎えることが大切と位置づけ、石川県では、本県が「おもてなし」の心に満ち溢れた魅力ある観光地となるよう、「おもてなし」向上に向けた様々な取り組みを進めている。


その代表が、「能登は優しや土までも」と称される奥能登。取り巻く環境は厳しいだけに、観光政策への期待は大きい。


先週末から連続して奥能登を訪ねたが、次回はその魅力を満喫できる旅をゆっくりとしたい。



奥能登紀行1

奥能登紀行3

奥能登紀行2