冬型の天候が強まり大荒れの今朝の県内、鉄道や飛行機など多くの公共交通機関が運休となり、通勤通学に影響を及ぼしている。


JR北陸本線で強風による運転規制が多発する区間の一つに、一級河川手取川に架かる手取川橋梁(=約900m)がある。日本海海岸から約500mしか離れていないため、特に冬季は風が強く、遅延や運休が多くなる。


一昨年に行われた開発促進協議会などに於いて「通勤通学のみならず、北陸新幹線金沢開業に伴う観光誘客の観点からも、手取川橋梁の改良を要望します」と発言した際には、あまり好感触では無かったのだが、先日、「手取川橋梁と梯川橋梁(約500m)において、レール面から2mの高さまで、海側に風の遮蔽率60%の防風柵を新たに設置する。完成予定時期は2016年6月」との報道を目にした。


この防風柵が完成すると「手取川・梯川両橋梁では、海側からの風が風速計の測定値で風速25m以上となった時点で運転見合せとする運転規制を実施しているが、防風柵設置完了後はこの値を風速30m以上に改める」とのこと。

電車が手取川橋梁を通過する情景が好きで、日本海に夕陽が沈む時間などに息子達と通った思い出もある。防風柵が出来ることで若干眺望が落ちるかも知れないが、利便性の向上となれば納得もできる。

手取川橋梁