東京銀座2丁目に移転した石川県のアンテナショップ「いしかわ百万石物語 江戸本店」、オープンして約一か月経つ今日、初めて行く機会が訪れた。


アンテナショップの課題を県議会で取り上げたのは2012年6月の定例議会一般質問、平成23年度の石川県ショップの売上高は8,390万円に対し、北海道が8億9,500万円、沖縄県が8億2、000万円、新潟県が4億9,700万円、富山県が2億1,300万円、福井県が1億3,000万円と、伝統的工芸品や菓子・地酒・生鮮加工品など、豊富な県産品を有する我県でありながら、売上高は低迷していた。


原因は立地条件と店舗の狭さであり、北陸新幹線金沢開業を控え、移転拡張すべきと提案申し上げた。議会で取り上げた当時は、県当局も前向きでは無かったが、都内の自治体アンテナショップを殆ど見て廻り、移転拡張の必要性を訴え続け、そして晴れて2年後の今年10月8日、ご縁なのか小生の誕生日にオープンしたのである。


新店舗は、石川県の伝統的工芸品も取り入れたモダンな佇まいとなり、1,900種類の商品を陳列し、食事が出来るコーナーもある。店長のお話を聞くと「売上高は順調に推移する一方で、陳列方法やスタッフの商品知識など、更なる改善点も見えてきた」との心強い言葉もあった。


店内を見て廻っていると「井出さ~ん」と聞き覚えのある声が聞こえ振り向くと、JA根上女性部の方々。ごはんばーがーと加賀丸いものPRに地元から駆け付けたと聞いた。


早速、店頭で地元特産品のPRを開始すると、あっと言う間に人だかり。郷土を愛し特産品に愛着を持った方々が地元馴染みのエプロン姿で、銀座の中心地で一生懸命PRしている姿を見て、とっても誇らしげに感じた。

いしかわ百万石物語1

いしかわ百万石物語3

いしかわ百万石物語2