北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの小中学校の同級生らが主催するコンサートが新潟市内で開かれ、中学1年生の時にめぐみさんと共に歌った思い出の曲「翼をください」を合唱した、との記事を目にした。会場には、来月50歳の誕生日を迎えるめぐみさんの救出を願って、めぐみさんの席も用意された。


日本政府は、これまでに拉致被害者として12件17名を認定し、未だ12名の方が帰国できておらず、このほかにも、行方不明の日本人のうち、拉致の可能性が疑われる方々も多くおられる。県内では、拉致容疑事案1件1名、前述行方不明者が29名と公表されている。


元気な姿で家を出た娘さんの消息が突然途絶える...親にとって、どれほど辛く悲しいことか計り知れない。コンサートに参加されていためぐみさんのご両親が「命があれば必ず帰ってこられると信じています。白い翼でも黒い翼でも赤い翼でも青い翼でも、何でも結構です。本当に帰ってこられる翼を与えてください」と訴える姿をTVで拝見し、思わず涙した。


9月7日には、県内でも拉致問題解決を願う集いが開催された。一刻でも早く拉致問題を解決するために、熱い思いと大きな声を絶やしてはいけないと、改めて誓った。


帰ってこられる翼