県内初となる、大人２５０名が収容できる高さ８ｍの津波避難タワーが併設された、根上南部保育園の竣工式が１４日に行われた。この保育園は海岸線から約８００ｍ・海抜約７ｍに立地し、津波の浸水は最大５ｍと予想されるため、避難タワーの高さは充分である。
能美市では、老朽化した園舎の整備と統合が進むなか、竣工した園舎の出来栄えのすばらしさに驚く。外装は夫々洒落ていて、内装は木材をふんだんに使用し明るく清潔。防音・省エネなどの機能も充実。これらには地元企業の技術や技能が活かされた設計となっており、エントランスや駐車場も広く保護者の送迎にも配慮されている。施工業者さんからは「納期に間に合うよう昼夜を厭わず休日返上で頑張った」との苦労話も聞いた。
お世話を頂いた皆様に感謝を申し上げ、「出来ることなら新園舎で学んでみたい」と、心の中で叫んだ大人も多かったような気もする。
