海幸山幸」「あそぼーい!」「A列車で行こう」etc、ご存知ですか?

正解は、JR九州内を走る特急列車の名称。驚かれた方も多いのでは?


九州新幹線が全線開業して一年半を迎える。開業日は2011年3月12日、東日本大震災の翌日である。開業イベントは全て中止され、報道も殆ど取り上げられない状態でスタートした。その後は、乗車率も順調に伸び、様々な開業効果をもたらしている。


その一方で、「九州新幹線沿線以外での観光客が減るのでは?」と危惧される中、JR九州が進めてきたのが、観光列車である。

外装や内装は、従来の列車と比較するととっても洒落ていて、奇抜さえ感じる車輌もある。様々な工夫を施す車内サービスや駅の対応も好評で、現在は9種類の観光列車が走り、乗車するために全国から観光客が訪れている。観光列車が停車する市町が注目を集めたり、地元の方の手作り弁当が話題になったりと、様々な相乗効果も表れている。


また、先の水害で45日間不通になった観光列車の草分け「ゆふいんの森」号。この復旧開通イベントには沿線住民が駆けつけ祝い、停車する駅での歓迎ぶりに一号列車の車掌が感激で涙が止まらず、発車するためのドアを閉められなかったとのエピソードを聴いた。観光列車は、観光客だけでなく、地域の方々からも愛されている。


北陸本線にも、各種の特急列車が走っている。しかし、その車輌デザインや社内サービスは、どちらかと言うとビジネス客向けのように感じる。

「自然景観」「観光地や温泉」「食」「おもてなしの心」などなど魅力が豊富な北陸にも、いや北陸こそ観光列車が必要と思う。
大阪や名古屋と金沢を結ぶ「特急〇△×号」。車輌デザインやネーミングに夢を膨らませながら、実現に向けチャレンジするぞ~!!

井出敏朗オフィシャルブログ Powered by Ameba-由布院駅にて