前回のアカプルコは場所を探すのに時間がかかったけど、この『スラバヤ』は大都市なので世界地図でみても直ぐに発見できました。インドネシア第二の都市スラバヤ(ジャカルタより東へ800キロ)ですね。ただ、スラバヤ通りというのはジャカルタにあるストリートであって、スラバヤという街にあるわけではありません。ちょっとややこしい。


スラバヤ通りで知り合った15歳の女の子を優しく見守っているような、もの哀しい雰囲気の曲です。この少女自体が貧しくて学校に行かず働いている様子だし、太平洋戦争時に日本に侵略されたことを恨んでいるお年寄りが登場したり、オランダの植民地時代の建物が残っていたり、自動車じゃなくて馬車が走っていたりとユーミンが35年前にインドネシアに行った時に作った曲なので、今のような経済発展著しいインドネシアをイメージするとピンとこないですけどね。


サビの部分で繰り返される『RASA RASA SAYANG GEH』というのはインドネシアの童謡の歌詞らしいです。ユーミンはコンサートの中で『残念だね。。という意味です』と哀しそうに語っていました。

『残念だね』とは??少女と片言の英語でしか会話できなくて残念?それとも日本とインドネシアの過去の関係が残念??少女に自分が何の力にもなってあげられなくて残念??

未だによく解らなくて、私も残念ですが。。

ま、独特の包容力のある曲ですね。姉のような従姉のような目線で15歳の少女を見守っている不思議な名曲です。 



これで一旦『ユーミン信者編』を終わりにしますが、まだまだ全然列挙できていませんビックリマーク。もっともっと隠れた名曲がたくさんあるのでっ。また気が向いたとき随時アップしていこうと思いま~す。