昨日、公認会計士二次試験の合格者が発表され、16歳の高校生が最年少記録を見事に塗り替えましたねクラッカー。昔より、多少は合格率が上がっているようですが、それにしても凄いです合格。新聞記事によると、①通信制の高校に通い、②大学の聴講生として勉強をし、③更に専門学校にも通っているという【トリプルスクール状態】のようです。。公認会計士試験も、会計事務所勤務の父親に勧められて始めたようですし、この【トリプルスクール】も父親から伝授された作戦なのでしょうね。ゴルフの石川遼選手父子のようだわ。。


実は、私も、高校時代に父親の勧めで公認会計士になろうという夢をもっていました。ちょうどバブルの絶頂期で上場する会社がたくさんあり、公認会計士が極端に不足していて、合格発表前に監査法人が受験生を青田刈りしている状態でしたね。。二次試験に受かっても、実務経験をする受け入れ先がないという今の時代と正反対の良い時代だったようです。。一次試験は高校卒業直前に合格しましたし、その後も19歳~21歳までかなり張り切って勉強していました。結果は。。。しょぼん。残念ながらその後似たようなスキルを要求される税理士に落ち着きましたが。。

ただ、最近になり20年前になぜ父親が公認会計士を勧めたのか【真意】がようやく解ったのですひらめき電球。父はかなり前に亡くなってしまったので、本当のところはわかりませんが。。

私は子供の頃からずっと『動物が大好きだから絶対獣医さんになる!!』と言い張っていました。しかし、理系の才能がないし、体力もないし、動物の死体にも触れないし、ただ好きと言うだけでは絶対に獣医として通用しないことを父は見抜いていたのでしょうね。。万が一6年間獣医学部に通った挙句、『やっぱり無理でした』、なんて最悪でしょうショック!。だから予め、文系の私に向いているような&しかも不合格でも多少潰しがきく(会社の経理の仕事につける)ような無難な方向の資格を、さりげな~くさりげな~く勧めたのでしょうね。真正面から獣医さんの夢を反対しても逆効果なので。当時の父親の年齢に近づいてやっと解ったような気がするのです。

【私を操縦する】のがとても上手な父親だったのだ、と感慨にふけってしまいました。。父親のアドバイスの良さや賢明さでは冒頭の2組の父子にも負けていないかもしれません。あとは子供の方の努力と才能が勝敗を分けるのでしょうね汗(ちょっと自虐的?)。