今朝のニュースで、作家の井上ひさし氏が一昨日鬼籍に入られたことを知りましたしょぼん
去年の暮、肺がんを患っていることを公表していましたが、それから半年も経たずに旅立たれました。

高校時代から、井上氏の著書のファンでした。きっかけは、下記の写真にある【モッキンポット師シリーズ】を読んだことです。

$おばちゃん税理士の奮闘記-100411_2020~01.jpg

内容は、簡単にいうと、関西弁をしゃべるフランス人神父とカトリックの学生寮に入っている男子学生3人組のコメディ小説ですニコニコ。井上氏の大学時代の思い出がベースになっているようですが、とにかく、笑いどころ満載の小説なんです。できれば、このシリーズをもっとたくさん出して欲しかったなあ~~。この小説を書いている同時期に直木賞受賞作品の【手鎖心中】を書いていて、凄い売れっ子になったので、終了してしまったのかもしれないけど。。この文庫本を何度も何度も繰り返し読んだので、すでにボロボロになっちゃいました。。

今からでも遅くないので、実写版でも、アニメでもよいので是非、映像化して欲しいと切に思います!!

この小説を読んでから10冊ほど井上氏の著書を読み漁りました。ユーモアに溢れたものばかりチョイスして読んだ記憶があります。どの作品にも共通するのは登場人物に悪人がいないこと。登場するキャラクターすべてが愛すべき人物ばかりだということ。ですね。キャラクター達がすべて、作家の人柄を反映していましたね。。泣ける小説や感動する小説、切ない恋愛小説などは見つけるのが簡単(量産されている)ですけど、心から大笑いできる小説って探すのが難しいし、創作する方も一番大変だと思います。。


本当に、明るくて面白い小説をたくさんたくさんありがとうございました。心からご冥福をお祈りします.