漫画家Hさんの死。
衝撃で言葉もない。
私も今まで2本TVドラマ化している。
そういう脚本トラブルとかは一切なかった。
TVドラマにしていただけるだけで素直にうれしかった。
数百本のドラマ化作品を持つ森村誠一先生からあるアドバイスをいただいていたからだ。
「僕は小説と映画化TV化はまったく別の物だと思っている。だから井出さんが人間の証明をRC化しても話を変えても構わない。僕の描いた作品をさらに面白くして、RCの皆さんに読んでいただいてください。それによってまた僕のファンが増えて小説の方も買って読んでくださるから」
先生には頭が下がる。
私ももちろん今もTVにしたい作品はあるが、決してこういうトラブルは起こさないで行きたい。
30以上のテレビや新聞や週刊誌に取材されても、彼らが私をどう扱うかだけに気持ちを絞っていた。
私をバカなRC作家として扱うことだけは、そして作品を読んでもいない人達が私の作品をエロだけの軽薄な悪品として扱うことだけはやめてほしかったからです。
ほかにもセクシーな女性漫画の作家も多いのです。
Hさんの周りにはそういうアドバイスをしてあげられる人はいなかったのだろうか。
詳しいことは謎のままだが本当に無念でならない。合掌。