お墓参りに行きたい…と姉が言うので、
20年ぶりくらいに、東京にある
ひいおばあさんのお墓参りに行った。
寺のある町の一帯はお寺だらけで、その名も「門前仲町」という、まんまの地名。
20年ちかくも行ってなかったし、似たような白い壁、寺、そして墓地ばかり。一体どこに目的の寺があったのか、記憶は相当あやふやになっており、Googleマップを片手に寺と花屋を探して周辺をぐるぐる歩きました。スマホ一つで迷子にならずに済み、便利な時代になったものだと思いました。そして無事お墓参りが済んだので、
近くにあった「深川江戸資料館」という博物館に入ってみました。
江戸時代(黒船のくる10年くらい前で、西暦1870年ごろ)の、庶民の暮らしを再現した町になっている風俗資料館なのですが、
たまたまボランティアのおじさんがいて、町の中を一周ぐるっと説明しながら一緒に歩いてくれました。
ボランティアのおじさんは説明がとても上手で本当に面白く、使われていた生活道具のサンプル品に触れてみたり、実際に家の中や蔵の中に入ってみたりしながら、当時の暮らしの様子を勉強することができました。
すごく感心したのは、江戸時代にはありとあらゆるリサイクルを行う職業があり、ゴミが全く出なかった…というところでした。塵や灰に至るまで、専門に集めて売買、分別、再利用する人がいてリサイクルが完全に成り立っていたということです。
唯一、使えないものといえば割れたせともののカケラくらいだったそうですが、それすらも埋め立てや建物の基礎などに敷くのに使われたということですから、プラごみの行き場に困っている現代人はかないませんね!
おじさんの話を聞いていたのは、最初は私と姉だけだったのですが、おじさんの話があまりに上手だったからか、途中で2人組の女性が加わり、通りかかった男性客やカップル、外国の人…などどんどん増えて行き、最大で8人くらいのツアーになったりしました。
まあまあ普通の混み具合なのかと思っていましたが、こんなに混んでることは珍しい…とおじさんは言ってたので、もしかしたらすごい穴場観光地なのかも?本当に楽しかったです。
美術館で作品の解説をしてくれるヘッドフォンみたいなの(オーディオガイド)がありますけど、そっちは前に借りてみてあんまり良くなかった…と思ったことがあったので、
人と対面で話しながら直接解説してもらえるのは、こんなにちがうんだ…と思いました。
それで…
おじさんと博物館内を歩いたおかげ?
なんとこの日は2万3千歩を達成し、帰ってクタクタでさっさと寝ましたが、夜間〜翌日にかけても、とくに低血糖にはならずセーフでした。
というのも、この間の外来で
打ちすぎで低血糖が多いみたいなので、ボーラスの糖質比をかえてインスリン減らしてみたら?と主治医に言われて減らしてみてるのですが、少しずつ減らして調節してるうちに2〜3週間ほどでじわじわとその効果が出てきて、低血糖になりにくくなっているようです。
これまで、「食後の高血糖やだよー!」とずっと強く思っていて、抑えたいばかりにインスリンを打ちすぎてたんだと実感しました。
低血糖が減ってみて改めて分かったのですが、
高血糖が何日もつづくより、低い方がずっと体力を消耗して病気に振り回されてる感じがします。
高血糖もたしかに体に悪いけど、低血糖は脳をやられる感じがするし、思考ができなくなるのでモロに生活の妨げになりますしね。
●多少高いのは気にせず時間をかけて見守る
●高すぎる場合だけ追加打ちする
●決まった時間に血糖値を必ず測る
っていうのが、長年この病気と暮らしていても、自分の生活に足りないところだなーと反省しました。
それでは、本日はこれにて。


