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IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

がんばりすぎない1型糖尿病・ipocoのブログです。一型糖尿病に関する情報や、暮らしの様子を書いています。
気長に一緒にがんばりましょう!

こんにちは。ipocoです。


今回でカーボカウント食対応レシピ「クックイポ・パッド」は第4弾になります。少しずつ増えてきたので楽しくなり、ブログテーマに新しく「カーボカウント食レシピ」というカテゴリを作りました。過去のものはテーマ別一覧から探していただくと簡単に見つかりますので、ご興味のある方はどうぞ。(注・カーボカウントしてあるレシピなだけで、ローカーボを目的としたレシピではありません。)



本日のテーマは
混ぜるだけ!ごまめちゃん風。
です。ご飯のお供やお茶うけにどうぞ。



始まりはパッケージ裏面のレシピでした。

出汁をとろうとスーパーで煮干を買ったら、パッケージの裏面につくだ煮のレシピが載っていたのです。

つくだ煮って言うんだから、砂糖や醤油でグツグツ煮るかと思ったのですが、なんとそれは混ぜるだけ!加熱不要!!という超〜簡単なレシピでした。



…そんなら、私にもできそうじゃん…!



と言うわけで、煮干メーカーオススメの混ぜるだけレシピを試してみたら、本当にできてしまった。スゲエ!


さて、ここからが問題です。


基本レシピには、糖質の多い砂糖やみりんがたっぷり入ってます。つくだ煮なんだから当然なんですが、私の中のイポ母さんがこうつぶやきました。


「あのね…それでもね…おかあさん、もっとカーボを減らしたいの。なんとかならないかしら?」と。



そこで、イポ母さんが勝手に改良したのが、以下のレシピです。全部をボウルにいれて、まぜまぜするだけで完成です。失敗とか、絶対ありません。本当に混ぜるだけなんです。

(材料)全部でカーボ10.5g、230kcal
・小さめの煮干  30g、2掴みくらい。(カーボ0)
・しょうゆ  大さじ0.5(カーボ1g)
・みりん  大さじ0.5(カーボ4g)
・料理酒  大さじ1(カーボ2g)
・さとう  小さじ1(カーボ3g)
・甘味料  小さじ1(カーボ0)
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以下はお好みで(入れなくてもよい)
・白ごま 大さじ1(カーボ0.5g)
・ごまorえごま油  小さじ1(カーボ0)


糖質の大部分を占める砂糖とみりんを大幅に減らし、料理酒を少し増やしました。

甘さは一般的なつくだ煮に比べ、30%カットです。さらに砂糖の半分は甘味料(スクラロースのラカント)に替えました。当初、砂糖を全部甘味料にしようかと思いましたが、砂糖と半量ずつにしたほうが自然な味に出来上がります。


はじめは液体が少ないので混ざらない感じがしますが、全体に絡めてからしばらくおいておくと、ぱりぱりの煮干が調味料を吸い、しっとりとなじんできます。


醤油やみりんをカットしたぶん、酒で液体を増やし、照りを足すために油も追加してみました。カロリーを抑えたい方は、油入れなくても大丈夫です。


ごま油を入れるとよい香りになりますし、
えごま油なら魚に含まれるサラサラの脂なのでべとつかずに馴染みます。どちらも少し、しっとりした感じに仕上げることができます。

白ごまは見た目を華やかにするための飾りに入れていますので、これもお好みです。お皿に盛ってから、上にぱらっとかけるだけでも同じです。

煮干の量にもよりますが、上記のレシピでどんぶりに半分くらいの量。冷蔵庫に入れて2〜3日は食べられます。豆皿に盛って少し食べるくらいなら、7〜10食分位になり、1食あたり糖質1〜2g。30〜50kcalくらいです。

また、茹でたキャベツや人参などと和えると小魚サラダになり、彩りも綺麗でおいしいです。


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毎日はお魚食べれない!という人は、こういうのも食べやすいのでいいかも知れませんね。


ご参考までに。





こんにちは。ipocoです。

本日のテーマは、「ブドウ糖商品の話」です。

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ドラッグストアにて、いつも買っている「おいしいブドウ糖」のとなりに、見たことないやつが並んでいたので買ってみました。

脳メシ。」…。
最後に「。」がついただけで、なんとなくアニメやドラマっぽいですね…。

裏面(栄養表示、原材料)などはこんな感じです。
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あっ、ジューCグルコースのカバヤ製品だ!

袋を開けてみると、やはりジューCグルコースとしか思えないタブレットが15枚くらい入っていました。


味は「レモン味」。クエン酸が入っていて少し酸味のあるラムネ味で「グルコースサプライ」みたいな味です。糊料でカチカチに固めてあるせいか、最初は少し表面が溶けにくい感じがしましたが、溶け出すとさっと溶ける感じです。が、酸味も強いので一度にブドウ糖を10gくらい摂るような低血糖など、急いでる場合には味や使い勝手からあまり向いてないかな…と思いました。


使い勝手で考えると、1個あたりブドウ糖2.3gとあり糖質3gにならない製品なので、「あと少しだけ上げておきたい、でも病院でもらう10gのブドウ糖袋を開けると多すぎる」といったときに、微調整用として使うのには、ピッタリなサイズです。


たとえば、
わたしの場合は就寝前とか会議前などに70台後半くらいの血糖値だと「低血糖というほどでもないけど、ギリギリのラインなのでこれ以上下がるのは困る」という時に、1粒で90〜100位まで持っていきやすい。


5gのブドウ糖も使ってるのですが、それだと多すぎて一時的に140位まで上がることもあります。そんなには上がらなくて良いのに…ということもあり、2〜3gのブドウ糖があると大変便利です。


そんな感じで、私は見つけるたびにいろんなサイズのブドウ糖や砂糖を試してみているのですが、おうちの補食用戸棚を探してみたら、何種類もでてきました!
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①おなじみの病院でもらう10gの粉タイプ。

②カフェの各種テーブルシュガー。だいたいどの店も5g。使わなかった…となんとなく持ち帰ってるうちにこんなに溜まってた!貧乏性か(笑)!でも、実はカフェでなんとなくもらったのをカバンに入れていて低血糖時に助けられたこと、何度かアリ。パッケージはいろんなタイプがあるが、どのカフェもだいたい5g。置き場に置いてあるやつを、大量に持ち帰ったりはしてませんのでご安心ください。

③3gの紙袋スティックシュガー。ある時低血糖になり、持ち合わせがなくて慌てて買ったものの残り。今は病院でブドウ糖もらうのは普通ですが、私の発症当初はなかったので、補食の砂糖といえばこれだった。でもスティックの紙袋はすぐにボロボロになり破れて中身がこぼれるので、持ち歩きにはあんまり向いてない。

④5gのブドウ糖。「脳に速攻ブドウ糖」という製品。名前があまりに低血糖的で直接的(笑)。アルミパッケージで簡単に破れたりしないのがいい。ただし、ポーチなどに入れ、物でペタンコに圧縮してしまうと、中身が偏って固まっていき、肝心なときに開けにくかったり、こぼしたりする(汗)。近所のスーパーで売ってたのですが最近取り扱い中止に。値段は高くはないけど、安くもない。ネットでまとめ買いするとすごく安くなる。

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この間、患者さんの勉強会に行ったとき若い女性の患者さんが「補食にどのくらい食べたらいいのかわからなくて、いつも食べ過ぎてしまう」と言っていたのを聞いて、自分が糖質を何グラム食べたら、いくつ上がるのか知っていますか?と聞いたら、知らないと言ってた。

「病院で低血糖のときの補食の目安量は教えてくれないのですか?」と聞いてみたら、そのとき患者さんは5〜6人いたけど、なんとなく自分の体のことだから知ってて適当に自分でやってるひとがほとんどだった。あとは、よくわからないので適当に上がるまで食べつづけてる人しかいなかった。私もなんとなく適当にやってる人です…。これこそ病院の治療・教育プログラムに入れてくれれば良いのにね…。



私は1gあたり5〜8mg/dlくらい上がるんですが、これは自分でなんとなく調べたりやってみてわかった話です。

調べ方はこうやりました。素人が勝手にやったので、医学的根拠は全くありません。

【1gで何mg/dl上がるかの調べ方 ・ipoco編】
(1)低血糖の血糖値を測って確認します。
(2)ブドウ糖を食べます。
(3)30分したら血糖値を測定します。
(4)1〜2時間したらまた測定します。
(5)(4)から(1)の血糖値を引いて、いくつ上がったか計算します。
(6)食べたブドウ糖の重さで(5)の上昇した血糖値を割算し、糖質1gあたりどのくらい上がったか計算します。
(7)食事や注射を数時間以内にしていた場合にはそれに影響されますので、(6)は正確な値とは言えません。なので、低血糖が起きるたびに、何回もやって平均を出すと、時間帯やパターンなどで見当がつけやすくなります。


(3)のときは一時的な上昇で、高めに出ることが多いようです。補食がうまくいっていれば、1〜2時間で少し下がってきて、一定の値で落ち着くようです。

(3)は無理に測らなくても構いません。でも、何度も経験することで、直近の食事や注射の影響がどれくらいあるか、このあと数時間の血糖値変動の見当が、すこし読めるようになります。



以上、ご参考までに。
こんにちは。ipocoです。

9月ですね。日中はまだまだ残暑が続きますが、夜は涼しい風も吹いたりするようになりました。


さて本日のテーマは、
食べたくないんです。」です。


突然ですが、食べることに疲れました。

正確に言うと、
食べることについて考えるのに疲れました


明らかな絶食や拒食をしてるわけではありません。


でも、
これ食べたら血糖値が上がるとか…
インスリンは何単位必要なのかとか…
計算した通りに効くのだろうかとか…
補正、カーボカウント…


この習慣(反射的に考えなければならないこと)にもうイライラするのですが、なぜか、その他の食事に関することも、何でもイラつくようになりました。
 



外食時に、夫に「何を食べに行くの?」と聞かれると、「たまには自分は何が食べたいかも言えばいいのに」とイラつきます。

「時間が来たから食事しろ」と人に言われると「私のおなかはまだ空いてない」と腹が立ちます。

実家に帰って、「食が細い、もっと食べろ」と言われると、「ほっといて」と腹が立ちます。

人と会って食事などするとき「(店やメニューは)何でもいいよ」といわれると、「あなたの食事まで私が考え決定するのですか?」と、また嫌な気分にされます。



自分でも、なんだかモヤモヤしていて原因がはっきりしませんが、とにかく食について考える(考えさせられる)ことに疲れたようです。


何ですかね?
こういう病気なのでもう慣れっこだと思っていたのに…ここまでひどい疲労感は初めてです。


拒食とか過食ってこういう風に始まるんでしょうか?誰かに何かを言われるたびに、本当に「キイーッ」てなりそうなウンザリした嫌な気分になるんです。


そのうち本当にヒステリー状態になるんではないかと、すごく怖いです。普段自分の中にしまっている何かが表へ飛び出していくのを、自力で止められなくなるんではないかと思うと恐ろしいのです。そしていつも悲しいです。



あなたはそういう事ないですか?