なんとなく気になるパッケージの話 | IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

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こんにちは。ipocoです。



メーカーがインスリンポンプのチューブを自主回収していると、病院から手紙が来た。


説明書にない特殊な方法でリザーバー(ポンプに入れるインスリンのタンク)へインスリンを充填した場合、微量のインスリンが誤注入になり低血糖が発生する可能性があるということで、より事故の起こりにくい素材に変え、旧仕様を回収し新仕様と交換しているとのことだった。



ふ〜ん…



実は私は5年前くらいに、今回の自主回収の理由と全く同じ内容を聞いたことがあった。


「◯◯◯…という使い方をすると、膜がなんとかでインスリンが付いてどうとかです、誤注入になり低血糖になる可能性がある、説明書の手順通りやれば問題はない、云々…」というような記憶である。



ということは、メーカーは少なくとも5年以上前から問題があることを知っていたが、放置しており今になって急に対応したということなのだろうか?


空白の5年(もしくはそれ以上)のブランクは一体何なのだろう…、わからない。


ふと「リコール対象になった30年前の給湯器やストーブを探しています…」という電機メーカーやガス会社のチラシを思い出した(給湯器って30年も使えるの?)。

 



さて、ポンプのチューブのことで、個人的に気になっていることがひとつある。同じことを前にもブログに書いたような気がするが、もう忘れたのでもう一回書いてみる。



シルエット・セットの箱についているカニュレの写真は、中身とデザインが違うのである。薬剤師さんによると、「中身と箱のカニュレではデザインが違いますが、問題はありません。」という説明であった。


たしかに、パッケージについている写真のカニュレと中身の実物は、体に貼り付けるシールの形が少し違うだけで、どちらが入っていようが大した違いはない。先のとんがったシールだろうが、まあるいシールだろうが、お腹にしっかりと3日間くっついていてくれれば、別にどっちだっていい。


しかし、別の視点から考えてみると、これはやはり奇妙なことだと私はずっと思っている。


商品の写真をあえてパッケージに表示するならば中身と写真は一致していなければならないのではないか。中身と外箱の写真が違うとしたら、それは一体なんの写真なのだ?




私の気持ちを以下に例えてみます、もしお付き合いいただけるならば、ちょっとだけイメージしてみてほしいのです…、

山梨に住んでいる親戚から「最高級の桃」と書いてあるフルーツの箱が届き、ウキウキしながら開けてみると化粧箱に入ったイチゴだったら、もちろん嬉しいがなんとなく腑に落ちない。なぜイチゴなのに桃の箱だったのか…?


ホワイトチョコを買いに行ったら、商品名にはでかでかと「ホワイトチョコレート」と書いてあるものの、ロゴの隣の写真は黒いダークチョコレートだったら、なんとなく違和感があるし混乱する。買ってよいのか迷う。写真と文字とで、どちらがより正しい情報なのか?



貰い物の高級フルーツなら、桃でもイチゴでもが嬉しいから食べるし、

思い切ってホワイトだと信じて買ってみて、中身がちゃんとホワイトチョコレートだったら、確かに問題はない。


ただ、釈然としないのである。
本当にどうでもよいことだが、やはり気になる。




というわけで、明日病院へ行って新しいチューブに交換してくる。



おしまい。