眼底出血・その後 | IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

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こんにちは。ipocoです。

本日のテーマは、
眼底出血、黄斑浮腫のその後。


6月に見つかった、眼底出血のその後のはなしです。先に結論だけ言うとちょっとだけ良くなった…という話です。




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私は12歳で発症し、今年で病歴は26年目になります。可憐な少女も、もうおばちゃんやねん。


去年、初期の白内障が始まってると言われ、半年前に、さらに眼底出血と黄斑浮腫がみつかり追い打ちをかけられました。ガーン。


これまで目の異常はありませんでしたのでショックでしたが、逆にここまで何事もなかったほうが不思議とも言える。病歴が15〜20年くらいになると眼底出血がぼちぼち始まる患者さんは多い(半数くらい)ので、私のコントロールでここまで眼底出血しなかっただけでもありがたいことでした。


目だけでなく、合併症というのは蓄積ダメージなのだそうです。ある程度まで蓄積してくると、具体的な症状となって発現してくる。私はついにその境界線を越えたということですね。

そう聞くと、終わったことはもう取り返せないじゃん、何やってたんだろう自分…と一瞬絶望的に思うんですが、それでいて同時に、この先のコントロールで合併症進行曲線を大きく緩やかに捻じ曲げることが可能であることを忘れないようにしたいと思います。


合併症がすでに起きているにせよ、そうでないにせよ、重要なのは日々のコントロールの積み重ねです。どの時点でも、コントロールは今この瞬間からスタートできると、毎日自分に言い聞かせています。


さて、眼底出血すると、それ以上の進行を防ぐためにレーザー治療をして出血している毛細血管を焼き固める治療をすることが多いので、私も当然そうなるかと思っていました。

幸い、眼底出血の1箇所は自然に治ってきて吸収されていましたので、レーザー治療はせずに様子を見ることになりました。

が、厄介なことに、黄斑浮腫といって「黄斑」というものを見るための重要な箇所の血行が悪くなり、むくむ症状も出ました。黄斑はものを見る場所なので、レーザー治療ができないのです。


黄斑浮腫になると、そのむくんだ場所だけぼやけて、ちょうど焦点を合わせた箇所がこんな風に見えます。ボヤーン。
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広い箇所が全体的にこういう風に見えるようになればもっと大変なことなんですが、私の場合はまだ初期なので範囲は狭く、本を読んでいると焦点の文字が1〜2文字このように見える…という感じです。なので、視野全体を使えば、焦点があっていない範囲でも読むことはできます。



とりあえず、毛細血管の出血を止め、血管をしなやかに強くする飲み薬を飲んで様子を見ることになりました。これでむくみが取れなければ次は注射治療ですが、高いしそんなことできればしたくない…!幸い、飲み始めと同時に症状はおさまり、1ヶ月後の眼底検査でむくみが取れてきたのがわかりました。いずれまた進むのかもしれませんが、どうなるか分かりません。


というわけで、ひとくちに網膜症、眼底出血といってもけっこういろいろあるようです。眼底というのは意外と広いのか、統計的には黄斑に異常が出る人は眼底出血する人全体の5分の1くらいなんだそうです。誰でもこの症状が出るわけではないということです。


また、低血糖が多い人は統計的に網膜症が進みやすいそうですから、低血糖もなるべく起こさないように気をつけましょうということでした!50以下の低血糖と250以上の高血糖、つまり極端な血糖値スパイクを続けて繰り返し起こすとあんまり良くないそうですから、なるべくそういうことを減らすように気をつけたいと思います。


低血糖症状のひとつで不安な気持ちになり、上がるまで補食を食べ続けてしまう人って結構いるみたいなんですが(私もしてました)、この補食の仕方はまさに極端な血糖値スパイクの温床ですので、もしやってたら、今すぐ補食の仕方を見直した方が良いです。それをやると反動で必ず高血糖になります。15分もお菓子を食べ続けたら、250位軽くいきます。皆さん優秀な方ばかりなので「そんなことわかってるし、やらないさ…」と思うんだろうとわかっているのですが、ipoco母さんはそれでもあなたのことが心配なんですよ。笑

補食の基本は「ブドウ糖、とったら15分は他のものを食べずに体を休めて上がり待ち」です。おさまらない場合のみ再測定・再補食を検討です。



さて、つい最近になって、50台の低血糖を起こすと青い光がストロボのようにチカチカと高速で点滅するようになりました(右目の黄斑浮腫の患部だけ)。黄斑は青い光を吸収してくれるので、おそらくそれと関連していると思われますが、こまかい理由はシロウトなので良くわかりません。


ついでに、通っていた眼科の女医が好きじゃないのでとっとと転院することにしました。彼女は質問するたびに、バカな患者め…という顔で鼻でフンと笑う人でした。待合室には老人が溢れていたので、たぶん何回も同じことを言っているうちにそういう喋り方(デカイ声、命令口調)になり、心の中だけでなく態度に出してバカにするようになっても平気なってしまった人のそれであると思われた。嫌な感じ。さらばじゃ〜




というわけで、最後に

気持ちが腐ってやる気にならない時は多々あるのですが、それと同じ回数だけ、やる気をもう一度掘り起こすこともできるはず…ですので、疲れたら最低限のこと以外は少し手を緩めて、また元気が出てきたらがんばろうと思います。ipoco式、インターバル・コントロール。走って疲れたらしばらく歩く…を繰り返すと、ちょっとだけ遠くへ行ける。気がする。




そんじゃ、本日はこれにて。