本日のテーマは、「1型の寿命?」です。
ずーっと前に、1型の寿命なんかよく分かんないよ!という内容を書きました。
そのおかげか?今でもこのブログは「1型糖尿病 寿命」という検索キーワードが常連です。1回しか書いてないですけど…やっぱり、みんな気になってるんだね!
その後、そんなことはすっかり忘れて日々お気楽に暮らしていましたが…
この間、いつもの診察に行った時、先生から1型の患者さんと寿命の話を少し聞いたので、本日は再びそのお話しです。
先生によると、20代くらいの若いときに発症した1型患者さんが50年、60年経っていまどうなってるかというと、意外にも1型だから特別に寿命が短いということは無いんだそうです。
だんだん70代、80代…となってきても、まだまだ元気で暮らしてる患者さんが沢山いるそうなんです。カーボカウントなんて存在しなかった時代、インスリンだってブタさんやウシさんの使ってた時代からの患者さんですよ。
先生によると、
「平均寿命60代なんて超ウソだから!そんなこと全然無いから!」とのことです。
これは朗報ですねー。
統計を取ってみると、1型患者さんと健常者では、平均寿命には明らかな差はないらしいです。もちろん、私たち糖尿病患者は繰り返す高血糖や低血糖により、血圧や心臓などの血管病のリスクが大きくなるため、さすがに健常者より長いってことは無いようですが。
それでも、ネット情報は根拠の無い書き込みがあふれていて、一体誰が言ったのか?40代までしか生きられないとか、発症から20年しか生きられないなどという、意味不明な物が本当にたくさんあります。
発症から20年って何じゃねん。
ipocoさんは25年になるけど、今日も超元気だよ。
それに…、
平均寿命って言っても平均なだけですしね。
平均まで必ず生きられるわけでも無いですし、
平均までしか生きられないのでも無いわけです。
単なる統計ですよ。
…。
「自分の大事な人のことを思い浮かべてください。
明日、その大事な人と2度と会えなくなるかもしれないと、本気で考えてみてください。今日という1日や、大事な人と共に過ごす限られた一瞬を、大切にしたいと思いませんか。限られた時間の中で、誰かに意地悪をしたり、嫌がらせをしたり、悪口を言ったりすることがどんなに無意味でなことであるかがわかるでしょう。」と、図書館で偶然手に取った、薄くて小さい黄色い本に書いてありました。
図書館に何万冊も本があって、その本が私の目に入ったのは偶然です。
何が書いてあるのかも知らないのに、手に取ったのも偶然です。
パラパラとめくって、そのページを開いて読んだのも偶然です。
偶然そんなこと言われて、私も考えてみました。
どうやって生きたいか?
大事な人たちと幸せにですね。
何歳まで生きたいか?
分かりません。命のある限りですよ。

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