本日のテーマは、
「インスリン注射と三角比」です。
インスリンポンプのカニュレ針には、直角に刺す「クイック」と「シルエット」がありまして、私が使っているのは斜めに針を刺す「シルエット」のタイプです。
一昨日の夜。
カニュレ交換をしながら、
ふと思いました。
シルエットセットの針って、長いな。ところで、この針を斜めに刺すと、どの位の深さまで刺さるの?
そこで、『おでんくん』シールを貼りまくった、『無印良品』のアルミ定規を取り出して測ってみると…針の長さは1.3センチありました。
さて、斜めに刺す…ということは、自分で適当に角度をつけて刺すんですが、
突然ですが、ここで数学の問題です。
・針の長さは13ミリで、斜めに刺します。
・皮膚の表面から、5~6ミリくらいの深さまで刺したい。
・この時、針は何度の角度で刺したら良いでしょうか?
そう、これは…
針の長さ(斜辺13ミリ)、
刺す深さ(高さ5~6ミリ)、
刺す角度(角度θ?)、
という、三角比の問題だったのです!!
三角比…、高校生のとき、習った気がします。
しかし、高校生の頃のipocoさんは、理数系クラスにいたくせに、教科の中では数学がいちばん苦手でした。先生が必死にサイン・コサイン…と叫んで巨大な定規やチョークを振り回している間、「私、この先、一生、三角の計算なんかしない」などと、大変バチ当たりなことを考えて、ボケーっとしていました。
しかし、今こそ自分の生活に関わる切実なテーマとして使うときがきたのです。
残念ながら恩師の教えはわたしの脳ミソからは卒業も待たずに全て消失したのですが、幸いにも今はインターネットの時代。
とあるページに行くと、斜辺と高さを入力するだけで、勝手に三角形の角度θを計算してくれるという。
なんと…!
それでは今日も、言わせていただきましょう。
ありがたや、ありがたや!
さて、そのありがた~い「三角比計算サイト」で算出した結果、13ミリの長さの針を指す場合、刺す角度と刺さる深さは次のようになることがわかりました。
17.9度で刺す…深さ4ミリまで刺さる
22.6度で刺す…深さ5ミリまで刺さる
27.5度で刺す…深さ6ミリまで刺さる
(※ただし、お腹の表面にカーブがあることは考慮しないものとする。)
理屈はわかったけど…
肝心の刺す人(自分)が、そんな微妙な角度を刺しわけられるかな…?
ウン、無理だな。
…と言うわけで、ご参考までに。
参考になるのか?
ならないよね?
