本日のテーマは、
「インスリンポンプや1型患者さんの情報源」についてです。
インスリンポンプに関する情報は、そもそも1型患者さんが少ない上に、さらに注射の人とポンプの人に分かれてくるため、とても少なく感じます。
なので、わからないことや困ったことがあった時、他の患者さんがどうしているのか、最新の情報はないのか…と気になりますが、ピンポイントで知りたいことって、なかなか分からないのが実情です。
ですから、病院でお医者さんに直接教えてもらう他に、インターネットはとても貴重な情報源なのですが、私が色々探してみて「これはすごく役に立つなあ~」と思ったサイトを、ご紹介します。
フェースブックにある
「C.S.I.I.ユーザーズクラブ」です。
私個人としては、この名前を見るたびに地元の名士が集うとかいう「ライオンズクラブ」を勝手に連想するのですが、もちろん違います。インスリンポンプ(C.S.I.I.)を使っている人やその家族の集まりで、フェースブックにアカウントを持っている人ならば、誰でも参加したり、交流の内容を見ることができます。
私はフェースブックは見るほうが専門で普段はほとんど更新しませんが、ここをたまに見ると、ポンプのことで知りたかった情報がズバリ書いてあったりします。
例えばこの間は、こんな情報がありました。
インスリンポンプの針を斜めに刺すための「シルサーター」と呼ばれる専用の道具がありますが、このサイトの情報(写真付き)によると、実はシルサーターを使って針を刺すより、自分で「手刺し」したほうがカニューレが綺麗に刺さり、血糖値が安定するらしいのです。
なんだと…!
全然知らなかった…!
確かに取扱説明書でも、シルエットセットはなぜか「手で刺してください」となっていて、病院で「シルサーターください。」と言わないと、もらえません。
なのに、垂直に針を刺すタイプの「クイックセット」では、必ずクイックサーターという道具を使います。頑張れば手で刺すこともできますが、針(カニューレ)が折れたり曲がったりしやすく、こちらはサーターがないとうまく刺せないらしいのです…。同じ針を刺すだけなのに、その違いは謎でした。
さて、
ポンプ導入時には垂直タイプの「クイックセット」を使っていた私は、途中で斜めの「シルエット」に変えたので、これまでと同様に専用のサーターを使うべきだと勝手に思い取り寄せてもらったのですが、
実際に使っていると、シルサーターは
角度や留置場所の微調整が意外と難しく、あまり強く押さえて使うと刺さりすぎて痛かったり、腰の後ろ側には手が回らず導入針がきちんと引き抜けないため、体の前側にしか使えなかったりしていました。
それが気になっていた矢先にこの記事を読んだため、「そう言われてみたら、手刺しのほうが自由が効くよなあ…。ベテランさんはやはり色々知ってるなあ。」と感心し、私もしばらく手刺しでやってみることにしました。
手刺しの欠点はただひとつ、
「導入針が長すぎて、自分でこんなに刺すのかと思うと怖い」ことですが…
そこはまあ、ipoco殿もIDDM23年目のベテランなので、その恐怖に打ち勝つ心構え?だけは出来ています。
「よし、やるぜ!ドゥリャッ!!」
ご興味のある方は、ぜひ「C.S.I.I.ユーザーズクラブ」をご覧になってみてください。