基礎とボーラスの比率 | IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

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こんにちは。ipocoです。


本日は、基礎インスリンとボーラスインスリンの比率についてです。

「一型糖尿病の人では、一日に使う基礎インスリンとボーラスインスリンの比率は、1:1くらいが望ましい。この比率で使用をスタートし、徐々に合わせていく。」と、ネットや本、パンフレットなど、結構いろんなところに書いてあるのに、気がつきました。(ちなみにポンプではなく、注射の場合の比率です。)




なに…?
そういうものなのか…!


と思って、早速自分も大体そのくらいなのかしら?多分そうなんだろうな~。と数えてみたら、違いました。


人によって違うんだろうから、コントロールが悪くなければ別に困るわけでもないと思うんですが…


それでも、なぜかショック…!!


なんだろう、この
「私だけ、みんなと違うのかなあ…」
という不安感は?


それで、私の場合は具体的にどのくらいの比率だったかというと、基礎インスリン17単位に対し、ボーラスインスリンは28~35単位。

つまり、基礎よりボーラスの方が全然多くて、基礎1に対しボーラスの比率は1.6~2.0でした。


ふーむ。
基本的に基礎インスリンは少なめの「省エネ設計」だけど、ご飯の消化には沢山のインスリンが必要なようです。
あるいは、ただの食べ過ぎか…?


そういえば、以前診てもらっていたお医者さんは、その比率に相当こだわっていたことを、今思い出しました…。
先生は、基礎とボーラスの比率を1:1から変えないようにしていました。

個人で比率は異なるのだから、別に多少変わっても構わないのでは…などと、シロウトの私は簡単に考えてしまうのですが、先生はボーラスが多すぎることによって「太る」ことと、それによって「インスリン抵抗性がつく」ことを、かなり懸念していました。

今は基礎:ボーラス比が1:2でも、ヘモグロビンは6%台。1:1でやっていた時よりずっと上手くコントロールできていますし、太ってきてインスリン抵抗性が付いているわけでもないようです。

当時は基礎に合わせた1:1の比率で無理矢理やろうとしていたうえに、カーボカウントも知らず血糖値上昇の予測も全くできていなかったので、うまく行くわけがなかったのです。

どのくらいダメだったかというと、ボーラスが足りてないため食後2時間はほぼ200を超える高血糖でした。それなのに、低血糖はしょっちゅう起こす。カロリー制限では一日1800kcalの指示でしたが、実際には食欲がなく、そんなには食べられない。平均で摂取していたのは1300~1500kcalくらいでした。それでも、「何か勝手に食べてるから、こんなに血糖値が高いんだ」と疑われたりもしました。


そう、記憶にあるのは
「食べることも注射も、自分に合わないルールにはめられて苦しんだ」こと。当時はそう思わなかったけど…。



そう思うと、食事もインスリンの量も全て自分で決めて良い。自分でちゃんと出来るならば、補正ボーラスもおやつもOK。という方針の、自由な今の病院に移ってきて、私は大正解だったようです。


あなたの基礎・ボーラス比率はどのくらいですか?

もしよかったら、ぜひipocoにも教えてくださいね。