捨てないで〜♬領収証〜♬ | IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

がんばりすぎない1型糖尿病・ipocoのブログです。一型糖尿病に関する情報や、暮らしの様子を書いています。
気長に一緒にがんばりましょう!

こんにちは。ipocoです。



本日は再び、これまでにも毎年書いてきた「医療費控除」をやります。

え、まだ早いって…?

そうですね、確定申告といえば3月。
まだまだ半年も先の話じゃないか!

昔の人も言いました。
「来年のことを言うと鬼が笑う」。


が、しかし…!


鬼よ、好きなだけ笑うがいい!
今のうちに思い切りお腹をよじらせておくがいい!
来年の春、笑うのはipocoなのだ…!
多分な



というわけで、
今回は、ipocoからこのブログを読んでくださっているあなたへの、

「医療費控除を受けるなら、そろそろ病院の領収証を集めておきましょうね。」という、ただの広報活動です。


そこで、医療費控除って、何をして、どんな事が起こるのか、超簡単に説明します。


◼︎医療費控除を受けると、所得税が安くなります。
◼︎3月に、お住まいの地域の担当税務署に「確定申告」という書類提出を行うことで受けられます。
◼︎糖尿病に関わらず、年間に病院で支払った医療費が10万円以上(収入が200万円未満の人は、使った金額がその5%を超えた場合)なら受けられます。
◼︎申告には、一年間に使った医療費の領収証が全て必要です。
◼︎扶養家族のいる人は、全員の分を合算して良いことになっています。病院への交通費も含めることができます。ただし、基本的に公共交通機関の場合。
◼︎何らかの保険金や手当金をもらえた場合は、その金額の分は控除されません。
◼︎確定申告で所得を下方修正しておくことにより、「住民税」も安くなります。


というわけで、


まず、医療費控除を受けたい人は、
毎年1月1日から12月31日までの一年間に使った病院の領収証の束を握りしめて、年が明けたら3月に税務署に行き、一年間に稼いだお金を正直に申告します。

税務署は、稼いだお金に対してガーンと課税して、本当はできるだけあなたの稼ぎを巻き上げたい(失礼)のですが、この時に病院の領収証を差し出して


ipoco:
「去年、インスリンを買うのにこんなにお金を使ったんだよ。だからもう、税金なんか払う余裕ないんだ。シクシク」と悲しそうに申告すると、


税務署員:
「ええ、仕方ないなあ…(汗)。じゃあ、病院にかかった金額は必要経費だから、課税しないであげるよ。特別のオマケだよ。」

ipoco:
「ニヤリ。」


という具合に、税金が安くなるのです。


医療費控除は自己申告なので、お勤めの方も基本的には会社の事務員の方にはやってもらえません。つまり、3月の確定申告を自分でやらないと受けられない。


言わないと損しちゃうんです。



とは言っても、
「じゃあいくら戻ってくるのさ?」ということになりますよね。

人によって条件も全く違うし、何とも言えないところなのですが、個人的な経験から、ものすごく「どんぶり」で言います。


(支払った金額ー10万円)×10%
より、少しだけ少ないくらいです。

糖尿病でインスリン注射している人の場合、年間に大体15万円位かかるのが平均のようです。15万の人ならば、毎年5千円弱が戻ってくる計算です。


もし、あなたが「面倒だよ、そんな、はした金なんかいらないよ」と思わなければ、ぜひ一度お試しになってみてください。


冒頭で述べたように扶養家族がいる人(または自分が扶養家族の人)は全てを合算できるし、所得税だけでなく住民税も安くなりますので、プラスアルファがあるのは間違いありません。


書類を数枚書けば返してもらえるのです。
数千円の「ジャンボ宝くじ」のあたりくじを、売り場へ換金に行くのと大した差はありません。


毎年3月になると、医療費控除の受け方を私なりにブログに書いてはいたのですが、「今ごろギリギリになって、去年の領収証を出せなんて言われたって、もう捨てちゃったよ。」という人がいるのではないかと思ったので、今年は早めの広報でした。



ipocoは、
沢山のお金をインスリンにつぎ込まなければ、生きることさえ許されない、そんなあなたのことが心配で仕方ないのです。
私もそうだから。


だから、
今年の1月1日から、
年末の12月31日までに使った医療費は、
領収証を大事にとっておいて下さいね。

ありませんか?引き出しに押し込んだ、先月の外来の領収証。間違ってゴミにしないよう、今のうちにまとめておいてくださいね。

とにかく、一年分の領収証を溜めるところが始まりです。